toppage ・・・ database ・・・ result ・・・ 2004年



代々木 LIMIT BREAK 2004
 2004年04月30日 東京・国立代々木競技場第2体育館 観客動員数:3200人
セミファイナル AAAWタッグ選手権試合 60分1本勝負
シュガー佐藤 長与千種
永島千佳世
(王者組)
ライオネス飛鳥
(挑戦者組)
×永島千佳世(19分28秒、二段蹴りから体固め)長与千種○
クラッシュの入場には館内大声援。ポーズを取るとドル札が舞う。
一方の永島組はシュガーが永島を肩に担いで登場。そしてシュガーの腰に巻かれた“化粧回し"に場内がどよめく。
クラッシュの定番連携に対し、永島組は連携こそないものの、目に見えないコンビネーションを駆使して試合を構築。
終盤、永島組は裏投げ→前宙フットスタンプで勝負を賭けるが、これはクラッシュがクリア。
逆にクラッシュのタワーハッカー、スーパーフリーク、ランニングスリーのボム系連打は永島が全て地力でクリア。
永島はサンドイッチラリアットの誤爆を誘うと、前宙フットスタンプを2連発で決めるも、飛鳥にカットされ、再度ランニングスリーを食らうが、これも地力でクリア。更に隙を突いてハーフネルソンを決めるが、長与も意地でクリアする。
両者フラフラの中、シュガーを振り切った飛鳥は、永島のフイをついて逆回し蹴り。
意地で倒れない永島だが、頭が下がったところに、長与が二段蹴りを叩き込み、ワン・ツー・スリーの合唱の中、ついに試合が決着。クラッシュが第13代王者となった。
試合後、永島は観客に頭を下げた上で「やっぱアンタらカッコいいわ!強いままでいて下さい。そうしないと倒し甲斐がないから」と爽やかにマイク。 更に「やっとわかった。古い新しいは関係ない。一人一人が一生懸命やればいい」と続け、自らが発端となった世代闘争に一旦のピリオドを打つことを示唆した。
メインイベント AAAWシングルマッチ選手権試合 60分1本勝負
×浜田文子
(王者)
里村明衣子
(挑戦者)
(24分07秒、スコーピオライジングから片エビ固め)
序盤は腕の取り合いやグラウンドの攻防。
エルボー合戦を制し、キック主体の攻めに切り替えた里村は、側転ニーからハイキック、アックスキックでダウンを奪い、変形のコブラクラッチで追撃。逃れた文子はSTFをかけつつ、ダメージの回復を図る。
中盤、文子はダイハード関西のような体勢で里村をコーナーに乗せると、そこからアイコノクラズムのように放り投げる荒業。思わぬ新兵器に里村は大ダメージを負う。
更に文子は場外に向けて雪崩式フランケンシュタイナー。里村はかなり危険な角度で落下し、またも大ダメージを負うが、文子は続くケブラーダをミスし、追撃ならず。
リングに戻ると再び打撃戦となり、張り手合戦からお互いの打撃をカウント1で返す意地の攻防。里村がアックスキックからデスバレーを放つと、文子もスピンキックからAPクロスを放つなど、合わせ鏡のような攻防が続く。
終盤、文子はジャベを解禁し、ラ・アヤキータで里村の四肢を絡め取るが、里村は意地でもギブアップせず。あきらめた文子が自ら技を解くと、里村は気力で先に起きて強烈なランニングエルボー。
ここが勝負の分かれ目となり、文子もスピンキックで反撃を見せるが、里村はデスバレーからスコーピオライジングを叩き込み、3カウント奪取。2度目のシングル王座獲得に成功した。

しかし、試合の余韻を感じるまもなく、アメコンが乱入!数日後にWWWA戦を控えた文子を急襲し、里村にも馬乗りパンチを見舞う。
ここでアジャが登場し、再びアメコンの前に立ちはだかると、場内はどよめき。しかし、次の瞬間にいきなりハイタッチを交わすと、2人で再び里村と文子を襲撃。これにD-FIXまでも加勢し、リング上は混乱状態に…。
衝撃の合体を果たしたダブル・コングは、アジャがAAAWシングル獲り、アメコンがWWWAシングル防衛を宣言すると、すぐさまクラッシュの獲得したAAAWタッグへの挑戦も表明。5/5後楽園での王座戦を取り付けた。
文子は憮然として退場。里村も表彰式をブチ壊され、終わってみればダブル・コングの驚異と脅威が9周年のエンディング&10年目のスタートとなった。

B A C K