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第2試合終了後コメント:
山田「泣いた?」
豊田「泣いてない」
山田「泣いたろ。試合前に、もし泣いたら10万円って言ってたんだよ。泣いた、泣いたね?」
豊田「泣いてない!でもなんかね…なんか分かんないけどね…」
山田「三田と豊田は泣かないんですよ、これが」
豊田「見たこと無いと思う、山田は良かったね。あたしの涙見れて」
山田「下田と自分はよく泣くんですけど、三田と豊田は泣かないんですよ」
豊田「泣いた姿を見せたくないじゃないですか、ライバルには」
山田「うわ、ショック。私泣いてたけどね、いつも」
豊田「そういう部分で強がってたかもしんないけど、でも、悲しい、さみしい」
山田「良かった、悲しくて」
豊田「自分が試合やってるのに、試合中に頭真っ白になっちゃって。しっかり、もっともっとしっかりやってあげたかった」

■ 全女のときからタッグを組んでいて、GAEAのマットでは険悪な雰囲気になったこともあったんですが、振り返ってみていかがですか?
豊田「本当にねぇ、自分にとっては凄く大事な人だったんで…なんかいなくなると思うと、本当になんかね。いろんな思い出が、昨日の夜から、家に飾ってあるのとか、やっぱ一緒に写ってるのとかいっぱいあるし、そういうの見たら、『本当に明日なのかな』って思って」
山田「自分も昨日まで実感無かったんですよ。でも、実感が無い割には眠れなくて。目つぶっても一睡も出来なくて、『まいったなー』って。みんなの元気な姿とか、『なんでこんな辞め方なんだろう』とか、やっぱりいろんなことが蘇ってきてね。だから、みんなにはちゃんと元気な姿で引退試合をやって辞めて欲しいし、周りの人も、セレモニーだけっていうのは、本人も辛いですけど、周りも悲しいと思うんで、そういうのちゃんと、同じ年代の人とかの体調が気になるから。(豊田は)病院嫌いなんで。言っても行かないんですよ。だから、ガタが来る前に、なんか辞めてから残ったのが怪我だけじゃ悲しいじゃないですか。だからそうならないように。美馬もいろいろあってやってるんだろうし、やっぱ3人には元気で頑張って欲しいと思います」



■ 試合に一瞬だけ参加してキックがでましたが?
山田「いやぁ、いいですね、やっぱり。本当に受身が取れないだけなので、なんかこう、じれったさというのはあったし。普通の運動は出来るし、『本当に辞めるのかな?』っていう錯覚を自分でも起こしてしまうぐらいに」
豊田「本当に辞めんのかなって昨日まで思ってて。昨日もGAEAの道場に練習に行ったら」
山田「道場でも普通に練習してんだよ(笑)」
豊田「誰よりも一番やってるから。『本当に明日引退するの?』って昨日言って」
山田「そういう意味で普段と変わらない、ただ受身を取らないっていうことだけなので、実感が無いんだと思うんですけど。でもやっぱり徐々に周りの雰囲気だったり、垂れ幕を見たりだとか、そういう周りを見ると、もうかなり実感してますね」

■ 同期の4選手が揃うのは今日が最後。
山田「そうですね。でも、やっぱりみんなが引退するときには、絶対に自分はその会場に行きますし。美馬が引退したときもみんな来たし。それは絶対うちの同期は集まると思いますね、ちゃんと」

■ トップロープに上るのはやはりいいものでしたか?
山田「うん。っていうかね、トップロープに上ったときになんかこう、この体で感じる、これはたぶん皆さんには分からない、こう…ファンの人を肌で感じる、あの感触っていうのはやっぱり、もう味わえないんだなっていう気持ちで上りましたね」



■ 2人での試合で印象に残っているのは?
豊田「やっぱ一番最初の尾崎・関西戦かな」
山田「やっぱそうだよね。今、何言うかなと思って黙ってたんですけど(笑)」
豊田「それがやっぱりね、自分達がそのとき全女でやってたわけだから、もう全女の強さをね、どんどん見せられたと思うんで、2人で。ほんと、他団体とまったく接触が無かったわけだから、すごく新鮮で、だから『全女が負けてなるものか』って。ほんと、あの時の気持ちは凄いものだったと思う。で、お互い戦ってるからね、組んでても(笑)。みんな自分以外誰も信じられない(笑)」
山田「そうそうそうそう(笑)」

■ 控え室で取っ組み合いのケンカもあった。
豊田「もうしょっちゅう(笑)」
山田「全然平気でケンカしてんですよ」

■ 10万円は?
豊田「三田も泣いてましたね。あれも10万円。美馬は負けてあげて1万円にした」
山田「美馬は絶対泣くでしょ。絶対泣くって分かってるから1万円で」
豊田「10年かけて居酒屋山さんに10万円落とせばいいんでしょ?(笑)」
山田「ナイス。いい案だ。一日でいいんじゃない?」