toppage ・・・ database ・・・ result ・・・ 2004年



IRON HEART
 2004年11月07日 愛知・枇杷島スポーツセンター 観客動員数:680人
第1試合 タッグトーナメント1回戦無制限1本勝負
豊田真奈美 シュガー佐藤
カルロス天野 永島千佳世
○カルロス天野(15分33秒、首固め)永島千佳世×
リング上で組み合わせ抽選が行なわれ、一番クジを引いた植松&輝がシード権を獲得。他のチームはエキセントリックを避けるようにブロックを選択し、1回戦から優勝候補同士の激突が実現した。
実力拮抗の両チームは、序盤から一進一退の攻防。
終盤、豊田組はゴーン→サイクロンの連打で永島を追い込むが、シュガーに救われた永島はフィッシャーマンで反撃。しかし、天野はラナをジャックナイフで切り返すと、最後はゴーンをフェイントにしての首固めで永島から勝利。

第2試合 タッグトーナメント1回戦無制限1本勝負
広田さくら ライオネス飛鳥
長与千種 ザ・ブラディー
○広田さくら(11分08秒、ジャックナイフ式エビ固め)ザ・ブラディー×
いつものように長与が広田のロープ上げを行なうと、飛鳥は「数日前に2人で重大な話をしたばかりなのに…」と嘆く。これに対し、広田は「これが本当の長与千種だから」
試合前、特別レフェリー・村山大値の色黒が気になってしょうがない広田は「それ、ちょっと黒すぎだろ」と突っ込むと、村山さんは「10日にいっぺん、サロンで焼いてんだよ!」
ゴングが鳴ると、エキセントリックに免疫のある飛鳥はうまく対応するが、ブラディーは終始笑いを堪えてペースを握れず。エキセントリックは飛鳥組と戦いつつも、レフェリーをも切り崩しにかかるが、村山さんは突っ込みつつも“鉄面皮”は崩さず、しかも要所で“大値アクション”で対抗する。
中盤、広田がムーンサルトを自爆すると口から流血。ここで村山さんがレフェリーストップを検討するが、客席から母・世津子が「まだ出来る」と合いの手一発。無情にも試合は続行に…。
飛鳥組はブラディーのダイビングセントーンなどで広田を攻め込むが、その度、エプロンの長与は「返してください!」「返してくださーい!」と変なエール。エキセントリックはブランクを感じさせないキレのいい連携(ネタ)を連発して展開をひっくり返し、最後も長与がジャックナイフを決めると、スワンの涙で飛来した広田が更にその上からジャックナイフで固めるという珍妙極まりない丸め込みでカウント3。

第3試合 タッグトーナメント準決勝無制限1本勝負
豊田真奈美 植松寿絵
カルロス天野 輝優優
×カルロス天野(15分33秒、首固め)植松寿絵○
豊田&天野組は1回戦の疲れを感じさせず、優位に試合を展開。
植松組は中盤まで植松がローンバトルを強いられるが、何とかスイッチに成功すると、代わった輝がパワーで試合の流れを押し戻す。 終盤は天野と植松のシーソーゲーム。ゴーン、タイガーと得意技でフォールを狙う天野に対し、植松は攻められながらも隙を突いての丸め込みで反撃。最後は植松がフォローに入った豊田のミサイルキックで吹っ飛ばされると、その勢いで一回転しながら、後ろにいた天野にコークスクリューシザースのように絡みつくという、芸術的なエビ固めで勝利。

第4試合 シングルマッチ30分1本勝負
アジャ・コング 水村綾菜 ×
(7分13秒、シャチホコ固め)
アジャは様子を見るようにじっくりとした立ち上がり。バック取ると、水村が振りほどこうとするが離さずにグラウンドへ持ち込む。
水村はアジャにヘッドロック。脇にペイントがつくくらい絞り上げ、なかなか離さない。
アジャのボディプレスを返した水村は、スピーディーな首固めや逆さ押さえ込みでフォールを狙うが、3は奪えず、アジャは体重を利して水村にのしかかると、そのまま逆片エビ固めでグイッ。長時間耐え続け、何とかロープに逃れた水村だが、アジャは非情にも中央に引きずり戻すと、残った足も取って強烈なシャチホコ固め。エビ反りになった水村はたまらずギブアップ。

メインイベント タッグトーナメント決勝無制限1本勝負
広田さくら 植松寿絵
長与千種 輝優優
○広田さくら(8分47秒、エビ固め)植松寿絵×
一回戦で心証を悪くしたか、エキセントリックに冷たい村山レフェリー。
広田が「カウントが遅いんだよ!」と抗議すると、輝のスクールボーイにレフェリーは高速カウント。班長と日直は声を揃えて「早いよ!」 広田に付き合うとペースを崩されることがわかっている植松組と長与は、広田を置き去りにしてまっとうな展開。輝のエルボー、植松のダイビングプレスに対し、長与は豪快なスパインボムからワンハンドバックブリーカー。勝機と見た長与は「(輝を)押さえとけ」と指示するが、蚊帳の外にされたのが気に食わなかったのか、広田は村山さんを押さえる。
最後は乱戦の中、ハイアングル植松を食らった広田がダウンするが、長与が植松を突き飛ばすと、倒れていたはずの広田が下から潜り込むように回転エビ。エキセントリックの宝刀・どさくさまぎれのエビ固めで丸め込んで逆転勝ちに成功した。
試合後、マイクを掴んだ広田は「エキセントリックとしてどうしても対戦したいチームがいる。…それはクラッシュ2000だ!」と引退の決まったクラッシュに対戦表明。会場に?マークが渦巻く中、「どう思う、長与?」と、日直兼クラッシュの赤の人に意見を求めるが、「お前の意見など、どうでもいい!」と一喝して大会を強引に締めた。

GAEAマット史にその名を残す、チーム・エキセントリック最後の晴れ舞台は、11・27、これまたGAEAマット史にその名を残す珍会場“何かが起こる”川越ぺぺに決定。
ファイナルカードは広田&長与vs飛鳥&天野。
班長と日直の最後の雄姿を、みんなでこの目に焼き付けよう(ぺぺで)