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GOD ONLY KNOWS
 2004年10月17日 宮城・ZEPP SENDAI 観客動員数:340人
第1試合 メモリアル・シングルマッチ30分1本勝負
広田さくら 林ひとみ×
(8分02秒、へなーラサンセット)
「最後はありのままの私を見てもらおうと思って」と、ノンコスプレで入場した広田だが、低リアクションに不満気。それでも、昔ポリスとハマッたステージとリングの間の“溝”に思いを馳せる。
試合は林のパワー殺法に木の葉のように吹っ飛ばされながらも、広田が高田純次で反撃し、先輩の威厳を見せつける。
最後はときメモ2発からのへなーラ・サンセット。引退の決まった林に、惜別の嫌な思い出を刻みつけた。
第2試合 メモリアル・シングルマッチ30分1本勝負
×シュガー佐藤 輝優優
(12分12秒、ランニングエルボー→片エビ固め)
前回の赤レンガ同様、輝はじっくりとシュガーの足を攻める。更にキチンシンクで出足を止め、ダイビング延髄、雪崩式のバックフリップと徐々に大技に移行する理想的な展開。
シュガーもボディアタック、ライガーボムで反撃し、終盤はシーソーゲームに持ち込むが、最後の最後でセコンドのKAORUが絶妙の介入。 シュガーがロープに飛ぼうとすると、KAORUはエプロンに上がって椅子で威嚇。シュガーが一瞬気を取られた瞬間に、輝がエルボーを叩き込んで一気にカウント3。輝のトリックプレーの前に、シュガーは連敗。
第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
ライオネス飛鳥 アジャ・コング
永島千佳世 植松寿絵
○永島千佳世(8分06秒、フィッシャーマンバスター→片エビ固め)植松寿絵×
飛鳥は早い段階で机を投入。これに対し、アジャもアジャ缶を投入するが、豪快に植松に誤爆する。
最後は飛鳥のラリアットから永島がフィッシャーマンで前日に続き連勝。
アジャは憂さ晴らしとばかり、アジャ缶を飛鳥、永島に叩き込んで退散した。
セミファイナル メモリアル・シングルマッチ30分1本勝負
長与千種 デビル雅美×
(11分24秒、二段蹴り→体固め)
序盤、間合いたっぷりの手四つから組み合うと、デビルはタックルにきた長与の首をとらえてフロントスリーパー。首を抜いた長与はデビルの足首をひねり上げ、レッグロック、ヒールホールドとデビルの太い足をギシギシと絞り上げる。スタンドで長与がエルボースマッシュからテキサスナックルを連発すると、デビルは一本足頭突き一発。長与は思わず尻餅をつく。
長与はクロスボディからデビルを担いでバックフリップ。これを返したデビルは、ファイアーバレーからローリングセントーンを狙ってコーナーに登るが、長与にかわされ壮絶に自爆。勝負に出た長与はミドル→ロー→水面蹴りのコンビネーションでデビルを崩すと、一気に二段蹴り。更に、フラつくデビルにもう一発下から二段蹴りをカチ上げてカウント3。

試合後、倒れたデビルに長与は握手を求め、そのまま手を取って起こすと、デビルはその長与の手を差し上げ、勝利を称える。そして再度ガッチリ握手を交わすと、デビルは長与と青コーナーに順番に深々と礼。長与はそのデビルの背中を、コーナーにもたれたまま見つめ続けていた。
無言の中に垣間見えた、25年の師弟関係。最終的に2人がどういう方向に進むにせよ、長与vsデビルのシングルは、おそらくこれが最後、なのだろう。
メインイベント タッグマッチ30分1本勝負
豊田真奈美 ダイナマイト・関西
カルロス天野 浜田文子
×カルロス天野(14分24秒、スプラッシュマウンテン→エビ固め)ダイナマイト・関西○
タッグ王者組は特に豊田が好調。的の大きい関西にミサイルキックやハリツケキックをボコボコ叩き込む。
関西はラリアットで豊田の体を一回転させて反撃。
天野は関西にゴーンを叩き込み、スプラッシュも回転エビでクリア。必勝体勢に入ったかと思われたが、カットに入った文子にスピンキックを食らい、続けて関西のフットスタンプの餌食に。それでも関西に突進するが、関西はカウンターのキックでゴーンを撃墜。すぐさまスプラッシュを叩き込んでカウント3。
タッグ王者組はベルト奪取以後、2連敗。そろそろどこかのチームから“物言い”がつきそうだが…。