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BLAST WAVE
 2004年08月15日 東京・後楽園ホール
第1試合 タッグマッチ30分1本勝負
シュガー佐藤 デビル雅美
林ひとみ ダイナマイト・関西
×林ひとみ(10分50秒、ダイビング・フットスタンプ→体固め)ダイナマイト・関西○
デビル、関西、シュガーと巨漢揃いの中にあっても、林はパワー負けせず奮闘。
関西を担ぎ上げてスパインバスター、デビルにはスピア気味のタックルを決める。
しかし最後は、雪崩式ブレーンバスターを狙うが叩き落とされ、更にフォローでコーナーに登ったシュガーも叩き落されると、そのまま林の上に落下。林はシュガーに背面セントーンで圧殺される形になり、そこに関西が重爆フットスタンプで追撃してカウント3。

第2試合 シングルマッチ30分1本勝負
×広田さくら カルロス天野
(7分49秒 、タイガー・スープレックスホールド)
無駄に派手なガウンで登場した広田は、天野にOZ興行で獲得した1000万を賭けるよう要求。
嫌がる天野に対し、広田は「小川vsヒョードルの結果を言うぞ」と脅しをかけ、結局試合は1000万と、HHHベルト(久々だね…)を賭けた試合に。
試合は広田が割と真面目に1000万を狙いにいき、ボラギノ、ときメモ、YEBISUからの丸め込みに、へなーラまで投入。
しかし最後は、カルロスゴーンを嫌がって背中を見せた広田に、タイガースープレックスを決め、天野が1000万を死守。

第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
浜田文子 尾崎魔弓
ライオネス飛鳥 植松寿絵
山田敏代 輝優優
○ライオネス飛鳥(14分41秒、LSD-III→片エビ固め)植松寿絵×
尾崎組のセコンドには更利伊万とともに、KAORUの姿が。結果的にちょっかいこそ出さなかったものの、浜田組にとっては無言のプレッシャー。
試合はめまぐるしい展開の中でも植松がやられまくり、最後も更利伊万のバッグファイアーが絶妙のタイミングで植松に誤爆。すかさず飛鳥がLSDを叩き込んでカウント3。
試合後も逃げ遅れた植松はリング上で飛鳥、文子、山田から集団ストンピング。浜田組は更利伊万も捕まえ、山田がキック、飛鳥がラリアット、文子がムーンサルトを決めて、日頃の鬱憤を晴らした。Pコーポレーションには、お盆休みはないようだ。

セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負
シュガー佐藤 カルロス天野
永島千佳世 AKINO
×シュガー佐藤(13分30秒、カルロス・ゴーン→片エビ固め)カルロス天野○
里村欠場でAKINO・天野組の相手は名タッグ・シュガー&永島組に。
AKINOは顔面ウォッシュからブロンコバスターを狙うが、シュガーはこれをつかまえチョークスラム。 永島のジャーマンに対し、AKINOはフランケンシュタイナー。
最後はシュガーが天野にライガーボム、雷電を決めるがカウント2。ならばと永島が背後からのミサイルキックでフォローするが、天野はミサイルキックの衝撃を利用して前方に加速をつけ、そのままシュガーにカルロス・ゴーンを叩き込んで逆転のカウント3。
両軍フルに動き回った試合は本日のベストマッチながら、AKINOに対峙したシュガー&永島は、自然体すぎていささか初遭遇の緊張感に欠けていた感あり。「今日は里村と戦えると思って楽しみにしてたのに、何だこのカードは!」とまで言われた心中は?

メインイベント タッグマッチ60分1本勝負
長与千種 アジャ・コング
豊田真奈美 アメージング・コング
×長与千種(12分54秒、足4の字固め)アジャ・コング○
ここ数戦、徹底してヒザを狙われている長与は、この日は逆に徹底してアメコンのヒザ狙い。足4の字で太い足をギシギシ締め上げる。
一方の豊田はミサイルキックやムーンサルト等、立体的な技でアメコンを翻弄し、その巨体をジャーマンでブリッジ。
しかし、変わったアジャは長与のヒザを取り、ドラゴンスクリュー。この一発で試合の流れが変わり、アジャは珍しいビクトルヒザ十字、前方回転ヒザ十字でいつもとは逆にヒザを伸ばしにかかる。
更にアジャが四の字を決めると、たまらずセコンド陣がカット。アジャは再び四の字を決めるが、これまた豊田がカット。
アジャは尾崎らにセコンド陣を制止させると、たっぷり間をとって三度四の字へ。しばらく耐えた長与だが、ついにギブアップ。

試合後、アジャがマイクで高説を始めると、天野が乱入し、マイクの途中でいきなりカルロス・ゴーン!これを機に両軍の大乱闘が始まるが、天野はマイクを掴むと「お前ら、ガチャガチャやってんじゃねえ!」
これに両軍からは「お前がキッカケだろ…」という冷たい視線が浴びせられるが、天野は構わずダブルコングに向け「お前らベルトは持ってるかもしれないけどな、1000万は持ってないだろう!?私は持ってるんだよ!よし、1000万円とお前らのベルト、賭け勝負だ!」と豪快すぎるマイクアピール。
これに“四等分”と聞いていたOZの面々は慌てて止めに入るが、天野はまったく耳を貸さず、パートナーに豊田を指名。「豊田さんの500万円と合わせて、1500万円を賭けて勝負しましょう!」寝耳に水の豊田は慌てふためくが、天野は「豊田真奈美ともあろうものが、まさか断りませんよね?」こうなると、負けず嫌いの鬼・豊田も引っ込みがつかず、半ばヤケクソで「あーあー、やってやるよ!…でも、ちょっと使っちゃった…」これにアジャは「1500万、ビタ一文欠けたらベルトは賭けないぞ!」と非情の通告を行うが、天野は「アジャ・コングともあろうものが、たかが10万で断りませんよね?」完全に一本取られた形のアジャも受諾し、次回、ベルトと1500万“弱”を賭けたタイトルマッチが濃厚に。天野は「豊田さん!これ以上使わないで下さいよ!」

■ 欠場選手:KAORU、加藤園子、里村明衣子