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RING ON THE BEAT
 2004年06月20日 東京・後楽園ホール:昼の部
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負
×カルロス天野 山田敏代
(6分36秒、クイックゴリースペシャルボム)
両者短期決戦狙いの試合は、噛み合わせが悪いままに5分が経過。勝負を急いだか、カルロス・ゴーンを連発する天野に対し、山田が唐突にクイックゴリーを決めてフィニッシュ。
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負
×広田さくら サソリ(全女)○
(10分40秒、ラ・マヒストラル)
広田のコスプレはこの日、PRIDEに出場した桜庭和志。ヒザの肌色サポーターにはDSEのチェックを入れるなど、芸が細かい。リングに上がるや、開口一番「すいません、会場間違えました…」と笑顔で語った桜庭さくらは、サソリに「お前、それでもPRIDE戦士か!お前もシューズを脱げ!」と、唐突に素足になることを要求。するとサソリもなぜか素直にシューズを脱ぎ、更に靴下のワンポイントを広田に突っ込まれ、照れ笑い。
ゴングが鳴ると、広田は組み合わずに距離を取ってロー。しかし、サソリ(キック経験者)が蹴り返すと、ホントに痛そうな表情で、あっさり場外エスケープ。 ここでセコンドの水嶋を発見した広田は、無言で真後ろに立つなど、水嶋に細かい嫌がらせ。そして笑いをこらえる水嶋に「お前、行って来い!」と命令し、無理矢理リングに上げる。
広田とサソリの椅子による一発芸を経た中盤、広田は「ハードコアだ!」と叫ぶや、リングに大量の画鋲をばら撒く。
試合前、サソリを素足にさせたのは画鋲マッチへの誘い水だったのだ!
場内から悲鳴が上がる中、先に画鋲地獄へ突っ込んだのはサソリ。背中から倒れて悶絶したところに、広田は容赦なく炎のコマでグルグル回して追い討ちをかける。
更に画鋲の上での逆さ押さえ込みを決め、ライオンサルトで勝負を賭けるが、これをかわされ、広田も腹ばいの体勢で画鋲の海の中へ…。悶絶する広田をサソリがクルリと丸め込んでカウント3。
第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
長与千種 デビル雅美
Hikaru(全女) 林ひとみ
○Hikaru(10分01秒、スパインボム〜エビ固め)林ひとみ×
入場から気合を漲らせるHikaruは、デビルの迫力に後ずさりしながらも、強烈な張り手一閃。
その衝撃音に場内がどよめくが、デビルはすぐさまパワーボムで返礼。Hikaruがデビルにバックフリップ、林が長与にタックルと、若い2人が会場を沸かせ る中、長与とデビルもラリアット相討ち等で存在感を誇示。
終盤、対峙したHikaruと林はエルボー合戦。これは当たりの強さでHikaruにブがあったが、林もタックルでHikaruを吹っ飛ばし、雄叫び。両者が意地をぶつける中、最後はHikaruがスピアからスパインボムにつなぎ、カウント3。
試合後、勝ち誇るHikaruに、くやしがる林。久々にマイクを握った長与が両者を讃えると、2人は握手をかわしたが、視線はにらみ合ったまま。最後は勝者が握手を切って、改めて勝ち名乗りを受けて退場。
第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
ライオネス飛鳥 尾崎魔弓
シュガー佐藤 植松寿絵
永島千佳世 輝優優
×ライオネス飛鳥(15分59秒、シャイニングヤクザ〜片エビ固め)尾崎魔弓○
序盤から動きの多い展開の中、植松&輝は嫌がる尾崎に無理やりポーズをとらせて、3人で場外宣告。飛鳥をバルコニーへ連行すると、宙吊り刑に。ここで更利位万が乱入し、吊られた飛鳥を下からビジネスバッグでタコ殴り。しかし、すぐさまセコンド陣に排除される。
反撃に転じた飛鳥は、尾崎、輝、植松をまとめて寝かせて机フット。更にボム系連打で尾崎を追い込むが、終盤、またも更利位万が乱入し、狂ったようにバッグファイアーの乱れ打ち。
植松と輝が飛鳥を捕らえると、尾崎はタバコに火をつけ、飛鳥の腕にジュッとヤキ入れ!これはエグい!飛鳥の悲痛な声が響く中、尾崎は裏拳→シャイニングヤクザとつないで、飛鳥からカウント3。
ちなみに、この試合で最も存在感を放っていたのは植松。この日もしかり、特に新ユニット結成後は、抜群の機動力とやられっぷりで、独自の立ち位置を築いている。その体から醸し出す“下っ端感”は、素晴らしいの一言。

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