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WAR CRY
 2004年02月29日 大阪・大阪ドーム・スカイホール 観客動員数:800人
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負
永島千佳世 林ひとみ×
(5分42秒、ダイビング・フットスタンプ〜体固め)
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負
×広田さくら 長与千種
(9分35秒、変形逆エビ固め)
第3試合 シングルマッチ30分1本勝負
×カルロス天野 ダイナマイト・関西
(11分41秒、スプラッシュマウンテン〜エビ固め)
第4試合 6人タッグマッチ30分1本勝負
浜田文子 デビル雅美
シュガー佐藤 ライオネス飛鳥
永島千佳世 アジャ・コング
×永島千佳世(12分03秒、LSD III〜片エビ固め)ライオネス飛鳥○
セミファイナル シングルマッチ45分1本勝負
里村明衣子 尾崎魔弓×
(12分48秒、スコーピオライジング〜片エビ固め)
メインイベント AAAWタッグ選手権試合 タッグマッチ60分1本勝負
植松寿絵 豊田真奈美
輝優優
(王者組)
山田敏代
(挑戦者組)
○植松寿絵(14分17秒、リングアウト)豊田真奈美×
※王者組、2度目の防衛に成功
 注目の豊田&山田組は、ケンカもせず、仲良くもせず。それでも、特に豊田はひとたび攻めに出ると植松組を圧倒する。
 植松組は豊田のヒザに的を絞って集中攻撃。植松の各種低空キック、輝の四の字でじわじわとダメージを蓄積させる。
 豊田が何とか山田にタッチすると、山田は打撃のラッシュ。植松はその度に吹っ飛ばされる。更に山田は、輝を押さえ込みにかかるが、植松が「それは返せないから、やめろって!」と、執拗にカット。
 豊田が復活すると、豊田組はハリツケドロップキック&ラリアットの競演、更に豊田がサイクロンで追撃。しかし、ムーンサルトを狙ってコーナーに登ったところを下からカットされると、右ヒザがロープにからまった状態で宙吊りになり、豊田は悲鳴。先ほどの集中攻撃とプラスして、これで豊田の動きがガクッと鈍ると、植松組は「場外!」と、フィニッシュを宣告する。豊田は一度はカウント19でリングに生還するが、植松組は再び戦場を場外へ。
 植松がリングから離れた場所で豊田のヒザを椅子で殴打して置き去りにすると、山田は戻ろうとする植松に一撃を加え、豊田の救出へ。山田のフォローでカウントアウトギリギリでエプロンに上がった豊田だったが、輝がキックでこれを叩き落とすと、入れ替わるように植松がスルリとリングインし、またもリングアウト勝ち。

 試合後、植松組は早くベルト授与式に移ればいいのに、「伝説のタッグも大したことねえな。リングアウトなら楽勝だ!」と、わざわざ豊田組を罵倒。しかし、くっちゃべっている間に永島にエプロンに上がられてしまう。
 植松からマイクを奪った永島は「お前、10年間で一回も(AAAWに)挑戦してないって言ったよな!…うそつくな!1回挑戦してんだろ!ベルト返せ!」と、植松がウソをついてタイトルに挑戦したことを告発。…はい、その通りです。実は2000年5月の有明で、植松はブラディーと組んで、シュガー&永島のタッグ王座に挑戦しています。しかしながら、言った植松も、言われた永島も、1月の時はすっかり忘れていたようで…。永島もバックステージで「印象、薄すぎ」とコメント。とにかく、『植松を哀れんで「同期のよしみで」挑戦させてあげたのに、ウソだとわかった以上は返せ』、というのが永島の理屈。
 そして、いつの間にかシュガーもベルトを手にリングに上がり、「お前ら、ウソつくんでねえ!佐藤家ではウソつきは許さん。餅はついても、ウソつくな!ってな。ベルトは預かっておく!」と、いつも以上に訛った口調で、佐藤家の家訓&ベルト挑戦をアピール。これを木村社長が了承し、次期挑戦者組はシュガー&永島組に決定した。
 またもベルトを巻けなかった上に、ウソつき呼ばわりされた王者組は、「アイツらも、リングアウトでブッ殺す」と捨て台詞を吐き、とりあえずトロフィーとワインだけ手にすると、「ぜってー、みんなグルだよ…」と、ブツブツ言いながら退場。
 陥落が先か?戴冠が先か?そして、2人はチャンピオンとして記念大会を迎えられるのか?代々木大会まで残り9大会…。