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WILD TIMES
 2004年01月11日 東京・後楽園ホール 観客動員数:2000人(満員)
第1試合 GAEA NEO SOUL BATTLE 15分1本勝負
里村明衣子 林ひとみ(デビュー戦) ×
(8分58秒、フライング・ボディプレス→片エビ固め)
本日デビューの林は、埼玉県出身の18歳。
168cm、73kgの体格は、過去にデビューした新人の中でも最もガッチリ。
じっくり様子を見る里村に対し、林はその体格を生かし、ショルダータックル。一発で里村を吹っ飛ばすと場内「おおっ!」。
更に試合のペースを握られながらも、パワーを利してのフルネルソンやフロントネックロックで攻め、里村がコーナーに上るとデッドリードライブ。
最後はカウンターソバットからのボディプレスで敗れたものの、ナチュラルにパワーがあり、基礎もしっかりしているだけに期待は大。
試合後のインタビューでは「試合の感想は?」と聞かれ、いきなり「どうでしたか?」と聞き返す新人らしからぬ一面も。
第2試合 タッグマッチ30分1本勝負
長与千種 アジャ・コング
山田敏代 豊田真奈美
○山田敏代(2分32秒、押さえ込み〜体固め)豊田真奈美×
先発は長与とアジャ。探りあいからお互いのパートナーにタッチすると、山田・豊田は相手に向かってダッシュし、同時にフロントキック。これは豊田が打ち勝ち、鼻っ柱にキックを食らった山田はズズっと沈む。
カウンターを食らいながらも山田は豊田にバックドロップ。しかし豊田は涼しい顔で大魔神ポーズ。これが3度続き、更に豊田は山田の顔面にシューズ蹴りを連打すると、ミサイルキック。
ところが、山田は何もなかったかのように立ち上がり、豊田の頭部にキックの嵐。うち一発が顔面にヒットし豊田が倒れると、山田はそのまま覆いかぶさって、ガッチリと上四方固め。何とか体を返そうとする豊田だが、山田は強引に両肩を押さえ込んで、3カウントを強奪。
いわゆる全女式の押さえ込みで豊田を下した山田は、さっさと退場。長与、アジャは苦笑い。
第3試合 シュガー佐藤復帰戦 タッグマッチ30分1本勝負
永島千佳世 植松寿絵
シュガー佐藤 輝優優
×永島千佳世(15分40秒、指に金具を装着してのナックル→片エビ固め)植松寿絵○
輝と植松はニューコスチュームで登場。シュガーの復帰を祝う紙テープの中、シュガーのヒザに奇襲攻撃。
サンドイッチ式のヒザへのドロップキックなど、コンビネーションを駆使する植松組に対し、代わった永島は2人の腕をまとめて12モンキース!更に、2人まとめて足四の字!
シュガーはチョークスラムや突っ張り、重い逆水平などで見せ場を作るが、ボディアタックを永島に誤爆すると、ヒザへのミサイルキック、ヒザへのダイビングニーを連続して食らい、戦線離脱。
孤立した永島は植松を攻め込むが、その度に輝がカット。最後は植松がレフェリーのブラインドを突いて指に金具を装着し、パンチを叩き込んでカウント3。勝負がつくと、金具はリングの下にポイッ。
試合後、植松組はタッグ王座戦を要求。しかし永島は「冗談は試合だけにしろ」とあっさり却下。…かと思われたが「同期のよしみで1回だけやってやる。但し、お前らのプロレス人生最初で最後のタイトル戦になるけどな」と受諾。
去り際の輝に「早く帰れ、このゴリラ!」とやった永島は、最後はシュガーの復帰を称えて退場。敗れたとは言え、余裕があるのは永島のほうか。
第4試合 シングルマッチ30分1本勝負
× 広田さくら 尾崎魔弓
(13分31秒、カバージョ)
試合前、後楽園の屋上に登場した広田統括本部長。しかし、その精悍な眉・もみ上げ・割れた顎は、本部長というよりも、チョーさんだった。
そして本部長が「大晦日、私が男の男だと思った奴のコスプレで登場するから、よく見てろや!」と、仰け反りながらシャウトすると、場内に流れたのはド○えもんのテーマ。
赤コーナーからリアルタイプ・ど○えもんが登場する中、「かわいくな〜い」の声が飛ぶと、「うるせー、泣かすぞ!」と一喝。
最初こそ四次元ポケットからタケコプターを出したド○えもんだが、コールドスプレー、ライター、ドラ焼き、お茶と、どんどん俗っぽいものになっていき、最後は「どこでもドア!…あるわけねぇだろ!」と、逆ギレ。
更に尾崎をのび太、長与をジャイアン呼ばわりするが、尾崎は伊東レフェリーを指して「コイツも、スネ夫に似てるよ」
最後はシャイニングヤクザを四次元ポケットでブロックしたド○えもんだったが、カバージョで仰け反らせられ、ギブアップ。
セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負
里村明衣子 ライオネス飛鳥
カルロス天野 デビル雅美
○カルロス天野(14分20秒、タワーハッカーを切り返して→エビ固め)ライオネス飛鳥×
終盤、天野はデビル組の猛攻を一人で受けまくり、大ピンチ。
里村のアシストからカルロス・ゴーン2連発で飛鳥の頭部を痛撃するも、カウントは2。
逆に飛びつき腕十字狙いを飛鳥に踏ん張られると、そのままデビルに空中で捕まりファイアーバレーの餌食に!
更に飛鳥の逆回しの追撃を受けて虫の息。しかし、トドメのタワーハッカーを空中で切り返すと、スルスルッとエビで固めて、飛鳥から大逆転のカウント3!
メインイベント AAAWシングル選手権試合60分1本勝負
× ダイナマイト・関西
(王者)
浜田文子
(挑戦者)
(13分25秒、変形APクロス→片エビ固め) 浜田、第11代王者
両者仕掛けが早く、序盤から大技が飛び交う中、関西は珍しいノーザンライト。キレイなブリッジで文子を固める。
関西はフットスタンプからスプラッシュマウンテン。文子はこれを返すと、低空ドロップキックから関西の巨体をグイーンと担いでAPクロス。
終盤、両者の大技が出尽くす中、関西は奥の手・ダイハード関西狙い。しかし、逃れた文子は下からビーナスを叩き込み、これまた奥の手・浜ちゃんカッター!
関西はこれを返し、ラリアットを叩き込むも、文子は再度APクロス。これも返されると、関西を肩に担ぎ、そのままAPクロスにスイッチする新技を決めてカウント3奪取。
初挑戦で第11代王者となった文子は試合後のコメントで関西に感謝の意。そして、「私が取って面白くないと思う人が挑戦してくればいい」と、決意のコメント。