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2003年08月24日 愛知・枇杷島スポーツセンター
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負

○カルロス天野
vs
広田さくら×
(9分12秒、ローリングヘッドバットから体固め)
今日も前説に精を出す広田はヘッドバット対策としてヘルメットを持参。
序盤はうまくブロックするも、最後はゴチンと2発、更にトドメのローリングヘッドバットを食らい、スローモーションでノックアウト。
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負

×輝優優
vs
尾崎魔弓○
(12分05秒、首固め)
ポリスの執拗な介入に怒りの輝は、強烈な左右のエルボーで尾崎を蹴散らし、ポリスにも一撃。
尾崎はスチールチェアー、チェーン、ポリス乱入で徐々にペースを取り戻し、久々のテキーラ。
ところが、これを返されカッとなったか、その後はムキになって裏拳&Sヤクザと打撃の連打。輝もエルボー、垂直落下で対抗し、ガマン合戦の様相に。
しかし最後は輝がエルボー狙いでダッシュしたところを待ってましたのタイミングで首固めを決め、カウント3。
散々悪いことをしながらも、フィニッシュは技あり!
第3試合 シングルマッチ30分1本勝負

×ダイナマイト・関西
vs
KAORU○
(12分21秒、ウラカン・ラナ)
関西の重いキックに対し、序盤のKAORUはのけぞり、逃げ惑い、ロープを掴んで離さないなど、情けない姿を晒す。
その後も関西はバックドロップ、サソリ固めと順調に積み重ねるが、KAORUはイスで関西の右足を一撃して流れを変えると、足へのムーンサルト、スタンドでのヒザ捻り、足四の字と、負傷箇所を徹底攻撃。ポリスも度々介入して足を攻撃。更にポリスがレフェリーをひきつける隙に尾崎のSヤクザから619を決め、一気にエクスカリバーで叩きつけるも、関西はキックアウト。
関西はキックで反撃し、ラリアット、フットスタンプからスプラッシュの体勢に入るも、KAORUはうまく抜け出してブート。ここがチャンスと尾崎&ポリスはリングインするが、関西は2人まとめてブレーンクローでワシ掴んで成敗。
更にKAORUを磐石の態勢でスプラッシュマウンテンの体勢に捉え、観客も勝利を確信したが、次の瞬間、KAORUが絶妙のウラカン・ラナを決め、カウント3。

試合後、KAORUは鬼の首を取ったかのように「暫定王座戦に出る人がシングルで負けていいの?しかもこんな名古屋で。私が代わりに出てやるから棄権しろ!」
尾崎も「長与、お前のヒザもボロボロだろ!お前も棄権しろ!ポンコツ同士より私たちで王座戦やったほうが面白いだろ?」
更に「分かった、百歩譲ってやるよ。次の名古屋でアンタたち(関西&長与)とウチらで挑戦権を賭けてやるのはどうよ?」
何を譲ったのかサッパリわからないが、とにかくムチャクチャなことだけは確かなこのD-FIXの要求に対し、怒りの関西は無謀にも了承。但し「後ろでグチャグチャ言っとらんで、お前も入れ、ポリス!」と、6人タッグ戦を逆要求!
思わぬ展開にあたふたするD-FIXは「お前らのパッ…パートナー誰だよ?」
すると長与とアイコンタクトした飛鳥がリングへ上がり「喜んで私が出てやる。でもな、お前ら都合がいいんだよ。逆にこっちが勝ったらな、ポリス、お前、永久追放だよ!」と、更に条件を付加!名古屋の観客は大喜び!
木村社長も了承し、次回9・15名古屋は“長与&飛鳥&関西vs尾崎&KAORU&ポリス”の6人タッグ戦が正式決定。
D-FIXが勝ったら、暫定王座戦の権利は尾崎vsKAORUに、関西組が勝ったら、ポリスは永久追放に。
セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負

浜田文子

×植松寿絵
vs
デビル雅美

アジャ・コング○
(11分55秒、シャイニング・ウィザードから体固め)
場外戦の最中、文子がケブラーダ、植松がプランチャを決めるも、ペースは終始アジャ組。
最後は文子を踏み台にしてのシャイニング・ウイザードでタッグチャンピオンチームが圧勝。
メインイベント タッグマッチ60分1本勝負

里村明衣子

永島千佳世

×カルロス天野
vs
長与千種

ライオネス飛鳥○

山田敏代
(18分49秒、LSD II からエビ固め)
序盤は天野のヘッドバットを軸に試合が展開。
中盤、里村のミドル連打を胸で受けきった長与は二ールキックで反撃。
里村にデスバレーを仕掛けるも、これは里村が空中で腕固めを極めてブロック。
飛び出した永島は長与にコルバタ。しかし、2発目は長与がバックブリーカーに切り返す。
終盤は6人入り乱れての展開となり、飛鳥は3人まとめて机フットスタンプ。天野が十字を仕掛けるも、飛鳥はこれをリフトして、タワーハッカー。最後は里村の痛恨のオーバーヘッド誤爆から、飛鳥がLSD2で天野に連勝。

試合後、D-FIXが長与組を急襲。やるだけやってスタコラ逃げるが、逃げ遅れたポリスが掴まり、飛鳥がポリスの足を開くと、長与が急所にエルボー!悶絶しながらポリスは退散。
やや涙目のままバックステージに戻ったポリスは「主旨変わってるぞ、コラ!」
…主旨変えまくってるのは、そっちだって!!

但し、D-FIXは言ってることはムチャクチャながら、コンディション的には絶好調。
大阪のタッグは2連戦通してのベストバウトだし、名古屋のシングルもいずれもキレのある勝利。
特に大阪の終盤、KAORUがフォールカウントを3度も“ブリッジ抜け”したのは脱帽。
名古屋での尾崎のマイクを聞くにつけ、ある部分では裏打ちのある理不尽だけに、なお一層タチ悪しか。