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2003年06月29日 大阪・大阪ドームスカイホール
観客動員数:830人
第1試合 タッグマッチ30分1本勝負

×広田さくら

浜田文子
vs
尾崎魔弓

KAORU○
(13分22秒、エクスカリバーから片エビ固め)
広田&文子は親子タッグで登場。グランのコスプレで颯爽とリングインした広田だが、大阪の観客のリアクションは「誰、このおじさん?」 序盤、例によって広田に付き合ってしまうKAORUにオザポリは「付き合うな!」。最初は嫌がっていた文子も次第に「パパ」と、声援。 中盤、うつぶせの尾崎の足に広田がKAORUの足を無理やり差し込むと、インディアンデスロックが完成。KAORUが倒される度に足が絞まり、尾崎が悲鳴を上げる。終盤、広田はムーンサルト、ウラカン・ラナと、らしくない技を連発。しかし、いずれもカウントに結びつかず、面目躍如。そしてKAORUをコーナーに乗せるよう文子に指示すると、文子は嫌そうな顔をし、KAORUに「悪いね」と可愛くポツリ。更にコーナーに乗せたところで広田からチャチャが入ると、またもKAORUに「チョット待っててね」と可愛くポツリ。
 最後は619→Sヤクザ→エクスカリバーの必勝連携でD-FIXが勝利。
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負

○永島千佳世
vs
ダイナマイト・関西×
(7分17秒、変形コルバタら片エビ固め)
 序盤から飛ばす関西は、重爆キック&急角度バックドロップ×2。永島は場外フットスタンプで反撃し、ジャーマンから一気に前宙フットスタンプを決めるもカウント2。
 関西は動き回る永島を捕獲し、スプラッシュ・マウンテン。これを返されるとラリアット、フットスタンプから再度スプラッシュを狙うも、永島はウラカン・ラナでクリア。更に再度のスプラッシュ狙いも、落される瞬間にバック転で脱出し、ロープに走るや一気に2回転式のコルバタから背後に滑り込んでカウント3奪取。
第3試合 シングルマッチ30分1本勝負

×輝優優
vs
アジャ・コング○
(14分39秒、シャイニングウィザードから片エビ固め)
 序盤は場外乱闘でペースを掴んだアジャが圧倒。
 輝はアジャを担ぎ上げ、バックフリップを決めるも単発。ロープに走ると、待っていたのはカウンターの水車落とし。アジャは垂直落下で一気に勝ちを狙うもカウント2。絶叫して立ち上がった輝はエルボー、ニー、不完全ながらもアジャを持ち上げ垂直落下。
 終盤はゴツゴツした展開となり、輝は倒れたアジャに低空のレッグラリアットを叩き込み、再三の裏拳もエルボーを合わせてブロック。しかし最後はアジャがシャイニング・ウイザード…というよりは飛びヒザをモロにブチ込んで勝利。
セミファイナル シングルマッチ45分1本勝負

×カルロス天野
vs
長与千種○
(6分21秒、ラリアットから片エビ固め)
長与の入場時を天野が奇襲。馬乗りになってヘッドバットを叩き込むと、長与は額から出血。更に旋回式の十字で一気にギブアップを狙うも、長与は体勢を入れ替えるとヒザを落として脱出。
最近の長与はあらゆる局面でヒザのバリエーションを有効活用。この日もヒザ蹴り一発で形成を逆転し、強烈なパワ-ボムを2連発。天野がこれを返すと、更にランニングスリーで放り捨て、天野がフラフラながらも立ち上ったところへ、ラリアットを叩き込んで勝利。天野の体は木の葉のように一回転。
メインイベント タッグマッチ60分1本勝負

里村明衣子

浜田文子

×植松寿絵
vs
デビル雅美

ライオネス飛鳥○

山田敏代
(15分40秒、LSDIIIから片エビ固め)
 ゴングと同時に山田がラッシュ。秒殺狙いでリバゴリの体勢に入ると、里村が慌ててカット。中盤は両軍の控えが場内外で動き回る中、飛鳥と文子がシングルマッチの様相で激しくぶつかり合う。里村とデビルが対峙すると、一旦ペースダウン。しかし、すぐさま両軍入り乱れる展開に。
終盤、飛鳥は植松に机フットスタンプ。更にデビルと飛鳥が植松→文子→里村の順でパワーボムを連発し、折り重ねるように3人の体を積み上げていく。最後は飛鳥と植松の攻防の隙を縫い、文子が飛鳥にスピンキック。フラつく飛鳥を植松が後ろからうまく丸め込みあわやのシーンを作るも、飛鳥はタワーハッカー→LSD-IIIと、惜しげもなく必殺技をつぎ込みカウント3。
 試合後、デビルが里村を挑発すると、里村が張り返す。これに対しデビルは「張るだけじゃ客はついて来ねーよ。堂々と3つ取ったら成仏してやるって。それまでお待ち申し上げております」と、そんな感じの内容のことを、淀みのない口上で言い放ち、千両役者ぶりを発揮。観客の拍手を引き出して悠々退場。
なお、この試合で植松が痛恨の右目眼窩底骨折(積み重ねパワーボムで下敷きになった際とのこと)。目前に控えたBPM欠場はもちろん、以降の大会も欠場。