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2003年03月21日 埼玉・本川越ペペホール
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負

×カルロス天野
vs
輝 優優○
(14分53秒、変形エビ固め)
10・20横浜以来のシングル戦は、この2人らしい先の読み合いの末に、意表を突いた変形エビ固めで輝が勝利。
第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負

山田 敏代

植松 寿絵
vs
尾崎 魔弓

KAORU
×植松 寿絵(14分58秒、エクスカリバー→体固め)KAORU○
連携を駆使するD-FIXに対し、山田&植松組もスムーズなタッチワークで応戦。特に植松のトリッキーな動きは随所でD-FIXを翻弄。しかし、D-FIXは勝負所を逃さず、チャンスと見るやシャイニングヤクザ→619→エクスカリバーと間髪入れず一気に畳み込んで勝利。ご満悦の3人は、尾崎をカートに乗せて退場。
第3試合 シングルマッチ30分1本勝負

×広田さくら
vs
長与 千種○
(8分26秒、エビ固め)
前回、広田が勝利したことにより、長与は早くも後がない状況。
 試合前のチェックで耳かき、歯磨き粉、サランラップといった各種凶器を没収された広田は、最後まで隠していたアルミホイルも見つかってしまい、長与に口の中に押し込まれて悶絶(この辺でゴング)。序盤は両者が肌の露出部(腿とか二の腕とか腹とか)をバチンバチン叩きあう、原始的な我慢合戦。スリーパーをかけられた広田は西村修ばりにヨガのポーズで脱出を図るも、しばし瞑想した後、「やっぱ無理!」とエスケープ。ギブアップしなかったことで、辛うじて某選手とのネタかぶりを回避する。広田のヘッドロックに長与が絞められたまま「臭い…」と訴えると、長与のクルックヘッドシザースに広田も「臭い…」と応戦。広田は長与の足を固め、右手の人差し指を差し上げると「ヨッシャ!……行かない」と絶妙のフェイントを入れ、インディアンデスロックに移行。更に「ハードコアじゃ!」と叫んで椅子を取り出すと、一人、椅子を使って曲芸(意味不明)。最後は丸め込み合戦から広田が「あーっ!」と南側を指差すと、長与ではなく伊東レフェリーが反応してしまい、突っ込みを入れる広田を長与が後ろから丸め込んでカウント3。
大技の類は長与のワンハンド・バックブリーカーのみ。シンプルなグラウンド技を丁寧に積み重ね、その一つ一つにネタが散りばめられている、バカやってるようで非常に深い試合でした。
しかし試合後、髪切りを控えながら一向に緊張感のないエキセントリックを、D-FIXが急襲。怒りの長与が3人を蹴散らしマイクを握ると、速攻で場外に逃げていた広田がリングに戻り、長与からマイクを強奪。以下、マイク合戦要約。
広田:「おいお前ら!反則ばっかりしやがって…プロレスをナメるな!」
KA:「お前が言うな!おい、先に言っとくぞ、ウチらは横浜は勝つためには手段は選ばないからな!」
広田:「ああ、いいよ!」
KA:「え、いいの?じゃあ、机使うぞ」
広田:「ああ、いいよ!」
尾崎:「チェーンも使うぞ!」
広田:「ああ、いいよ!」
尾崎:「ポリスも乱入するぞ!」
広田:「ああ、いいよ!」
KA:「お前、引っ込みつかなくなってんじゃねーのか?」
広田:「(なぜか逆ギレ気味に)ならば貴様らに問う!…今度のK-1、ミルコとサップ、どっちが勝つと思う?」
KA:「そりゃ…」
広田:「貴様の意見など、どうでもいい!!」
その後、広田は変なラップ(通称・サクラップ)でD-FIXをなおも挑発。そして大会後、横浜の試合は両チーム(というか、広田とD-FIX)の意向により、反則フリーの何でもありルールに決定。
リスキーな戦いを前に、自らドツボにハマっていくエキセントリック。広田は“班長タスキ"を長与に暫定禅譲し、自ら長与をおぶって帰るが、途中でその重みに潰れた――。
セミファイナル タッグマッチ 45分1本勝負

ダイナマイト・関西

永島 千佳世
vs
豊田 真奈美

デビル 雅美
○ダイナマイト・関西(10分27秒、グリーンフォール→体固め)デビル 雅美×
終盤、関西とデビルの一騎打ちとなり、「久々に勝負じゃあ」と叫んだ2人はラリアット合戦。最後はやや微妙なカウントながら、関西がデビルをフォール。
メインイベント タッグマッチ60分1本勝負

里村 明衣子

カルロス天野
vs
ライオネス飛鳥

アジャ・コング
×カルロス天野(15分31秒、裏拳→片エビ固め)アジャ・コング○
 未だ無敗を誇る飛鳥&アジャ組。序盤、飛鳥は里村と天野相手にじっくりとグラウンド。対照的に、アジャは容赦のない打撃で里村と天野に猛攻。終盤、天野はアジャ相手にヘッドバット合戦。自身の額が割れるほど強烈な一発を叩き込むも、アジャも一歩も引かず、最後は裏拳でアジャが勝利。
 試合後、横浜の発表済カード(飛鳥&デビルvs関西&山田)に異を唱えた飛鳥&アジャは、元全からフェードアウトしていた下田を再びメンバーに加えての6人タッグ戦への変更を要求。関西&山田組にも一人パートナーを見つけてくるよう要求した。