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2002年11月10日 愛知・名古屋国際会議場
観衆:1,870人
第1試合 タッグマッチ 30分1本勝負

永島 千佳世

植松 寿絵
vs
ダイナマイト・関西

山田 敏代
○永島 千佳世(15分56秒、エビ固め)ダイナマイト・関西×
第1試合は永島&植松とパワーヘッドが対決。
永島組は久々のタッグにも関わらずなかなかの好連携を見せ、
最後はグリーンフォール狙いの関西を永島がうまく丸め込み、フィニッシュ。
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負

×新井
vs
広田さくら○
(8分47秒、エビ固め)
第2試合は広田と新井の対決。
新井はその正体が小さな波紋を呼び、様々な憶測が飛んだが、
ラスカルのテーマに乗って登場したのは、新井はアライでも、アライグマ。
「本物のファンタジーを見せる」と語ってこの戦いに臨んだ広田だが、歩くたびにキュッキュッと音がしたり、凶器の傘をタライの水で思わず洗ってしまったりと、いちいちリアクションの可愛い新井に翻弄された挙句、一度攻撃に転じれば客席からはブーイングが。
一方の新井は逆水平からのシュッシュッ(アジャ)、二段ロープに登ってのよっしゃ行くぞー!(豊田)、スプラッシュマウンテン予告(関西)など、正体を特定させない動物らしからぬ頭脳的ファイト。
ところが、途中で頭の被り物が外れるという予想外のアクシデントに見舞われ、激しく動揺。
中身こそバレなかったものの、精神的ダメージからか以降はガクっと動きが落ち、
広田のヒザを踏み台に閃光アライグマを狙うも失敗すると、最後は頭を後ろ前に回され、視界を失ったところを丸め込まれて敗北。
結局、その正体はまったくの不明だった。
第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負

輝 優優

カルロス天野
vs
尾崎 魔弓

KAORU
○カルロス天野(21分02秒、エビ固め)尾崎 魔弓×
第3試合ではこの日よりGAEAへの正式入団が決まった天野が輝と組み、D-FIXと対決。
試合の大半はD-FIXが支配したが、攻め込まれた天野が最後の最後で十字と見せかけての芸術的な丸め込みを見せ、尾崎から3カウント。
前タッグ王者チームから堂々のピンフォールを奪った。
セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負

長与 千種

シュガー佐藤
vs
デビル 雅美

ライオネス飛鳥
×シュガー佐藤(14分34秒、LSDIIから片エビ固め)ライオネス飛鳥○
セミファイナルでは長与と飛鳥がタッグで対決し、クラシカルな攻防を展開。
特に長与はこの日はスープレックスやボム系を一切出さず、
ヘッドロックやコブラツイスト、卍固めなどシブめの技に終始。
試合はアジャを破ったシュガーの勢いをデビルと飛鳥の両ベテランがうまくいなし、LSD3で飛鳥が勝利。
メインイベント AAAWタッグ選手権試合 タッグマッチ60分1本勝負

里村 明衣子

浜田 文子
vs
豊田 真奈美

アジャ・コング
○浜田 文子(27分12秒、スピンキックから片エビ固め)アジャ・コング×
※王者組、初防衛に成功
メインのタイトル戦は序盤は豊田組が押し気味に進めるも、
アジャの灯油缶上への垂直落下ブレーンバスター狙いを里村がSTO風に切り返すと、灯油缶がアジャの脇腹を直撃。この一撃で戦闘不能に陥ったアジャは以後、10分近く戦線を離脱。
この間、豊田は孤軍奮闘。里村、文子と2vs1のまま戦い、攻め込まれながらも決してフォールは許さず。
アジャがサラシを巻いてようやくカムバックすると、里村は非情にもその脇腹に集中砲火。
アジャは脂汗を流して苦しみながらも、意地で豊田にタッチせず、随所で気力の反撃。
最後も文子と壮絶な張り手合戦を繰り広げるが、合体スコーピオライジングから、
文子のスピンキックの乱れ打ちを受けると、ついに轟沈。
王者組は難敵を下し、初防衛に成功。
しかしながら、恐るべきはローンバトルに耐えた豊田と、
脇腹を痛めながらも戦線に復帰したアジャ、2人の底知れぬ地力。
試合後、王者組は万全の状態での再戦を希望していただけに、両チームの再激突は必至か?