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JUNCTION
2001年5月13日 後楽園ホール
観客動員数:1700人
第1試合 タッグマッチ30分1本勝負

里村 明衣子

×植松 寿絵
vs
アジャ・コング

山田 敏代○
(14分09秒、スタンド式羽折り固め)
中島リングアナ・試合のポイント
第1試合は里村&植松が駆け引きを使ってベテラン勢に揺さぶりをかけるも、山田が初公開の羽折り固めとバックブリーカーの複合技で植松からギブアップ勝ち。ラッシュをかけて突進してくる植松に対し、すれ違いざまにピタリと決めたこのスタンド式のギブアップ技、なかなかインパクトがありました。植松はナックルの打ち方をいわゆるグーパンチからテキサス式にカスタマイズ。個人的にはこっちだったらアリかな、と。
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負

○ライオネス飛鳥
vs
竹内 彩夏×
(6分42秒、フリーバードボムから片エビ固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 このシングルは11月の後楽園でも実現していますが、前回からあまり進歩は感じませんでした。竹内は4月の名古屋でのデビル戦がホントに素晴らしかっただけに、そろそろ、ただ元気に声を出すとか、取り合えずタイガーだけやっとけ、みたいなレベルからの脱却に期待したいところ。“机を使わせた”ことは別に進歩じゃないです。
第3試合 タッグマッチ30分1本勝負

永島 千佳世

○植松 寿絵
vs
尾崎 魔弓

KAORU×
(12分01秒、ドラゴンスープレックスホールド)
中島リングアナ・試合のポイント
机をブンブン振り回すKAORUと、それをあるゆる手を使って阻止する永島組。攻防の軸となったこの机をめぐる駆け引きは非常に見応えがありました。最後は植松がドラゴンでKAORUをピン。なかなか結果が出なかった植松の、ここ一番での勝利に観客は大歓声。机を持ったままドラゴンに沈んだKAORUも、いい絵ヅラでした。
セミファイナル シングルマッチ45分1本勝負

○ライオネス飛鳥
vs
広田 さくら×
(6分59秒、ライガーボムからエビ固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 スクリーンに白覆面&柔道着で登場した広田。マスクを徹夜で作製し、ネタも自信満々だったにも関わらず、前日の後楽園でストーカー市川選手が同じネタをやっていたことをマスコミから指摘され、試合前に大ショック。潔くカブったネタを捨て、HHH2冠戦をノンタイトルにしたり(100%勝てる相手としかやらないらしい)、飛鳥にリングネーム変更を迫ったり(負けたらライオネル飛島)と、ほとんどアドリブで笑いを取ったのは、プロレスラーとしてのプライドか。しかし、やはり精神的ショックが大きく、肝心の試合はただ羽根埃を撒き散らしただけで、テンションが上がらず。しばらくは一匹狼路線模索へ試行錯誤でしょうか。  ちなみに飛鳥選手の机のマークがニューバージョンに。ちょっとタズっぽいです。
メインイベント タッグマッチ60分1本勝負

里村 明衣子

×永島 千佳世
vs
アジャ・コング

ダイナマイト・関西○
(11分07秒、グリーンフォールから片エビ固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 1・2・メインのタッグ3戦はいずれも高密度。最後はアジャと里村が裏拳とデスバレーでWダウンする中、関西が永島に久々のグリーンフォールを決めて快勝。
試合後、尾崎&KAORU&ポリスがアジャ派とチーム・クラッシュを凶器で無差別急襲し、捨て台詞を残して退散すると、アジャ派もチーム・クラッシュに宣戦布告。敗戦スタートのチームクラッシュは里村・永島・植松(と、竹内も)が円陣を組んで興行シメ。苦しいながらも、悲壮感より希望を感じさせました。
ちなみに尾崎は卑弥呼を一時凍結。尾崎&KAORUwithPによる新ユニットによる活動を明言。ユニット名は“D-FIX(ダブル・フィックス)”だそうです。
チーム・クラッシュvsアジャ派vsD-FIX。新しい構図の鍵を握るのはアバズレ姉妹・D-FIX……のような気がします。