DEEP ENDLESS
2000年11月26日 大阪・梅田ステラホール
観客動員数:850人
|
|
■
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負
HHH選手権試合 |
×広田さくら |
|
vs |
|
シュガー佐藤○ |
(8分33秒、ライガーボムからエビ固め)
シュガー第33代王者もベルトを腰に巻けずに返上、広田が第34代王者に返り咲き
|
中島リングアナ・試合のポイント
前回、飛鳥に無理やりベルトを渡され、途方にくれる第32代王者・木村統括。すると、近くにあったダストボックスの中から不敵な笑い声とともに広田が登場し、「木村統括…略してキムカツ。そのベルトの横についているヒモは絶対に引っ張るな」と忠告。しかし、ヒモが気になってしょうがない木村統括はついにそのヒモを引っ張ってしまう。すると、ベルトのスピーカーから「アッ危ない・アッ危ない…」と警告メッセージが流れ、次の瞬間には統括の頭にタライが落下。ダウンする統括を尻目に「だからいっただろう…」と広田はベルトを拾い上げ、王座奪回に成功(第33代)。
試合は広田のシュガーいじりがこの日、異常な切れ味を見せ、活字化不可能のネタのオンパレード。攻防的には基本受身セントーンやスティンクフェイスなどで広田が攻めこむも、必殺のローブローをシュガーが太ももで挟んで防御。最後はライガーボムでフィニッシュ。シュガー、第34代王者に輝くも、腰回りが太すぎてベルトが回らず返上。しかし、これは広田の罠。新ベルトは伸縮可能となっており、あらかじめ短くしておいたベルト部分をシュガーの去ったリング上でこれみよがしに引っ張り出し、ニヤリ。王座は再び広田の手に…(第35代)。
|
|
■
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負
|
○永島 千佳世 |
|
vs |
|
竹内 彩夏× |
(9分08秒、フィッシャーマンズバスターから体固め)
|
中島リングアナ・試合のポイント
巧者・永島が試合を引っ張り竹内をリード。竹内はコーナーに登った永島を、ピョンピョンとロープに飛び乗ってのジャンピングハイキックで叩き落すと、ローリングストーンや延髄にハイキックを叩き込んでからのタイガースープレックスでラッシュ。永島のフィッシャーマンも1度は首固めで切り返すなど健闘するも、最後はフィッシャーマン一発で永島がピン。
|
|
■
第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
|
×シュガー佐藤
植松 寿絵
|
|
vs |
|
ダイナマイト・関西
山田 敏代○
|
(8分47秒、エルボーカッターから片エビ固め)
|
中島リングアナ・試合のポイント
試合の大半はシュガー&植松が押せ押せの展開。植松は関西を素早い動きで翻弄し、前から下からパンチの雨あられ。更にダブルリストやジャーマンでブン投げることにも成功するが、関西も耐えながら隙を見ては重いラリアットで反撃。終盤、シュガーと山田の攻防ではライガーボムで勝負ありと思われたシーンを山田が意地で跳ね上げ、エルボーカッターで形勢逆転。トドメに至近距離からもう一発お見舞いし、関西&山田組が勝利。
|
|
■
セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負
|
ライオネス飛鳥
×加藤 園子
|
|
vs |
|
デビル 雅美
KAORU○
|
(8分19秒、エクスカリバーから片エビ固め)
|
中島リングアナ・試合のポイント
名物となりつつある大阪おネエ軍団の声援をバックにノリノリのKAORUは序盤からラッシュ。飛鳥&加藤も一歩も引かず、試合は大熱戦に。飛鳥はタワーハッカーで勝負に出るも、アシスト役に徹して試合を引き締めていたデビルがこれをカット。更に加藤の浴びせ蹴り&クーロンズゲートもカットされると試合の流れはデビル組へ。最後はデビルが飛鳥をカットする目の前で、KAORUが加藤を見せしめとばかりエクスカリバー3連発でKO。 試合後、飛鳥は「KAORU、お前を応援してるおネエさんたち、みんなキレイだな。でもな…声が低いんだよ!!」とマイクで1本。
|
|
■
メインイベント タッグマッチ時間無制限1本勝負
AAAWタッグ王座次期挑戦者チーム決定トーナメント決勝戦 |
×長与 千種
里村 明衣子
|
|
vs |
|
北斗 晶○
尾崎 魔弓
|
(7分47秒、ノーザンライトボムから片エビ固め)
|
中島リングアナ・試合のポイント
絶好調で決勝進出を果たした長与組に対し、北斗組は北斗&尾崎withポリスの卑弥呼正調ユニットで登場。紙テープの舞う中、ゴング直後から北斗の張り手と里村のローが激しく交錯し、場内は早々にヒートアップ。高速パイルやDQボムを惜しげも無く繰り広げるなど、里村に対した時の北斗はとにかく熱い。このヒートアップに更に拍車をかけたのがポリス。大車輪の介入劇で長与組の勢いを寸断し続け、場内大罵声。一転、サングラスが吹っ飛ぶほど強烈なエルボーを里村に叩き込まれると場内は大声援。
正攻法の長与組はランニングスリーやデスバレーで度々チャンスを掴むも、どうしても3カウントが奪えず。最後もポリスに気を取られた長与に尾崎が裏拳連打。フラつく長与に北斗が宝刀・ノーザンライトを決めて3カウント奪取。正々堂々の悪行でトーナメント優勝をかっさらった北斗組は「金も地位も名誉も頂く」と宣言。しかし、もしタイトル戦にも勝ったら、北斗組はポリスにも50万ぐらいやるべきだと思うのは余計なお世話か。
|
|