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DEEP ENDLESS
2000年11月23日 東京・後楽園ホール
観客動員数:2000人
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負

○ライオネス飛鳥
vs
竹内 彩夏×
(14分00秒、オリンピックスラムから体固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 中盤まではグラウンドの攻防。飛鳥がタックルから上になると、竹内はほとんど何もさせてもらえず。これでスタミナをロスしたか、終盤の竹内はローリングストーンの飛距離を誤ったのを初め、ミス連発でメロメロ。最後は飛鳥自ら「張って来い!」と顔を突き出し、竹内が一発いいのを入れると、セコンドの長与をチラリと見やり、オリンピックスラムでフィニッシュ。
第2試合 タッグマッチ30分1本勝負

○永島 千佳世

植松 寿絵
vs
シュガー佐藤

加藤 園子×
(11分12秒、腕ひしぎ十字固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 トーナメントの副産物ともいえるこのカードで突出した動きを見せたのは永島。自身の見せ場だけでなく、試合の流れそのものを完全に支配。フィニッシュも加藤のクーロンズゲートの遠心力を逆利用して、空中でクルクル回って腕を取り、そのまま十字に移行してフィニッシュ。この試合で加藤を相手にした時の永島は、後輩相手のような余裕がありました。久々の一期生タッグは探り合い程度で終了。続きはいつ?
第3試合 シングルマッチ30分1本勝負
 HHH選手権試合

×広田 さくら
vs
ライオネス飛鳥○
(8分03秒、ライガーボムからエビ固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 自称「ミレニアムガール」の広田は、前回、観客の棚沢さんにベルトが渡ったことを田中氏に指摘されると「黙れ、このクレイジーボーイ!」と一喝。独自の王者論を繰り広げ「素人に巻く資格などない」と独断で棚沢さんからのベルト剥奪を決定。ねえ、お母さんは?モンタは?? 更に「でもベルトは棚沢さんが持ったまま…」と田中氏に指摘されると「黙れ、このこわっぱ!」とまたも一喝し、不敵な笑みを浮かべて新しく作り直したベルトを披露。必要以上に金ピカな上、各所に仕込まれた電球が光りを放つこの新ベルトは、ボタンを押すとサイドバックルのスピーカーから「ユーアーノットアイ」とメッセージを発するスグレものだ。 こうして第27代王者に返り咲いた広田は、キムタクファンの飛鳥に新聞記事を見せて精神的ダメージを与えると、更にダメージを倍加させるべく、ダンプ松本のコスプレで入場(with阿部四郎コスプレのトミー)。しかし、試合は「芸能ネタに当りなし」と並ぶジンクス「詰め物衣装に当りなし」にハマり、おごそかに終了。が、飛鳥に促された長与がリングインし、ダンプにW正拳をカマすというボーナストラックが見られたのでクラッシュファンはOKか。ちなみにベルトは第28代王者の飛鳥の隙を見て、勝手に巻いたトミーが29代、再び受け取った飛鳥が30代、その飛鳥が無理やり木村統括の肩に掛け31代と目まぐるしく変動。
セミファイナル タッグマッチ時間無制限1本勝負
 AAAWタッグ王座次期挑戦者チーム決定トーナメント準決勝

×ダイナマイト・関西

山田 敏代
vs
北斗 晶○

尾崎 魔弓
(10分20秒、ノーザンライトボムから片エビ固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 同門対決は序盤から乱戦模様の展開。関西は尾崎の裏拳連打を仁王立ちで耐えるばかりか、北斗が後ろで逆さ抑えこみの態勢に入っているにもかかわらず、引きずったまま前進して尾崎を威圧するなど、賞金めがけて一直線。しかし、4選手ともやや金に目がくらみすぎたか、バタついた展開のまま尾崎の裏拳フォローを受けた北斗が関西をノーザンライトで沈めてフィニッシュ。結果だけ見ると結構な大事も、内容的にインパクトに欠けたのは残念。
メインイベント タッグマッチ時間無制限1本勝負
 AAAWタッグ王座次期挑戦者チーム決定トーナメント準決勝

○長与 千種

里村 明衣子
vs
デビル 雅美×

KAORU
(13分07秒、ラリアットから体固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 青コーナーはやや異色な組み合わせも、両者とも黒が基調で見た目にいい感じ。機動力のあるKAORUにパワー&キャリアのデビルと、役割分担もしっかりしていて、本格的に組んでも面白そう。 試合は長与&里村がデビル相手に攻勢に出ようとすると、KAORUがいやらしく足止め。デビルのパワーボムに対し、長与が受身を取れば、サッと下に机片を置くなど、この日のKAORUはいやらしい小技に冴え。 終盤、試合は長与とデビルに託され、デビルは長与の二段蹴り、同時発射のデスバレー、ラリアット、ニールキックと猛攻に耐えに耐えるも、最後は長与の横殴りラリアットに轟沈。長与組、勝利のセクシービームをダブルで決めて、笑顔で決勝進出。