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名古屋夏祭り
2000年07月30日 久屋大通り
観客動員数:3000人
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負

×KAORU
vs
ダイナマイト・関西○
(5分30秒、スプラッシュマウンテンからエビ固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 珍しい顔合わせはオープニングマッチとあって、パワーの関西、技のKAORUというわかりやすい試合を展開。関西は一度はスプラッシュをウラカンで切り返されるも、2度目のトライで決め、5分ちょっとでフィニッシュ。試合後は笑顔で握手。
第2試合 タッグマッチ30分1本勝負

○尾崎 魔弓

北斗 晶
vs
デビル 雅美

山田 敏代×
(7分17秒、ラリアット誤爆から片エビ固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 全体的に試合を支配していたのはデビル。序盤は北斗が捕まり、普段は自分がやってる各種ヒドいことを、逆にデビルにやられるハメに。フィニッシュはデビル組のサンドイッチラリアットを誤爆させた尾崎が、そのまま山田を丸め込んで勝ち逃げ。
第3試合 シングルマッチ30分1本勝負

○ライオネス飛鳥
vs
広田 さくら×
(8分18秒、パワーボムからエビ固め)
中島リングアナ・試合のポイント
 今大会では両日ともに大会前にチャリティーオークションを開催。参加者は初日が卑弥呼の3人で、この日はクラッシュ+広田。広田がウチワ、クラッシュがTシャツを出品し、オークションは滞りなく終わるかと思われましたが、突如長与が前日に獲得したHHHベルトを出品!(この時点で第13代王者は返上)。呆然とする広田を尻目にオークションは50銭からスタートし、\750で頭打ちとなったところで、見かねた広田がまたも2千円札(なんでそんなに持ってんだ?)を取りだし、強引に落札(第14代王者)。これにより、この日の広田vs飛鳥戦もHHH選手権試合となることが決定。理由をつけて拒否しようとする飛鳥を「んなこたぁ、どうだっていいんだよ!」とどっかで聞いたような台詞で一刀両断。

 さて試合。王者はなぜか唐突に北島三郎(なぜだ!)のコスプレで登場。しかし、パンチが膨らみすぎていたこともあり、ビジュアル的にはさぶちゃんというよりは石立鉄男チック。ワーカメ好き好き〜。前日同様のコンニャクペースで進んだ試合は、なぜか広田が飛鳥に「パワーボムをかけてみろ」と要求。しかし、王者として受けの凄みを見せるのかと思いきや、そのまま肩を上げられず3カウント。これで飛鳥は第15代王者となり、TWFと併せて2冠王(?)に。

 どうやら昨日といい、今日といい、広田はなかば確信犯的に敗れ、クラッシュにベルトを“巻かせる”ことでベルトの価値を高めるのが作戦だった模様。しかも、新王者・飛鳥に対しては再試合を要求するも、数秒で敗れ、初防衛に成功させるというオマケまで! 取りあえず、次回大会では“RIOT”のリズムとともに、右肩に机、左肩にHHHベルトを掲げた飛鳥の姿が見られる!?
セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負

里村 明衣子

○植松 寿絵

竹内 彩夏
vs
シュガー佐藤

永島 千佳世

加藤 園子×
(11分28秒、ダブルリストアームサルト)
中島リングアナ・試合のポイント
 純血メンバーによる6人タッグは白熱の好勝負。里村と永島が一枚抜けた動きで試合をリードし、最後は植松が試合勘の戻りきっていない加藤をダブルリストでピン。ちゃんと1面の観客を意識していた永島のファイトが印象的でした。今度は正規の大会でも見てみたい顔合わせ。
メインイベント バトルロイヤル(9人参加)
○尾崎 魔弓(8分08秒、テキーラサンライズ)長与 千種×
退場順:広田さくら、竹内 彩夏、KAORU、植松 寿絵
永島 千佳世、北斗 晶、里村 明衣子、長与 千種
中島リングアナ・試合のポイント
 お祭り色の強い大会の中、唯一、現在進行形のガイアマットを表現したのがこのカード。というのも、前日の試合を引っ掻き回した広田がイの一番に退場となったため、バトルには珍しいマジモードの試合に。いや、完全にチーム・クラッシュとキャリア組の2派に別れたので、バトルというよりはイリミネーションマッチと言ったほうが適切か。

  デビルらの乱入もあり、大乱戦で次々と選手が消えていく中、最後に残ったのは長与と尾崎。裏拳乱打で長与をフラフラにした尾崎は、ベテラン勢がカットを一斉阻止する中、渾身のテキーラで長与を完全フォール。ゲンのいい名古屋で尾崎が優勝をゲットし、デビルらと勝ち名乗り。