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PROPHECY HITTING
1999年12月05日 新潟・新潟フェイズ
観客動員数:650人
第1試合 シングルマッチ15分1本勝負

○里村明衣子
vs
竹内彩夏×
(5分30秒、腕ひしぎ十字固め)
デビュー戦の再戦。 試合はロックアップからスタート。 スタンドで腕を絡めて押しこむ竹内を、ブリッジワークからの起きあがりでハネ返す里村。 ヘッドロックでじっくりと攻めたかと思えば、デビュー戦よりワンランク上の痛烈なエルボーをお見舞いして、厳しさを見せます。
対して竹内はドロップキック連発からクロスボディ。更に低空ドロップキックで体勢を崩すと、里村にまたがり、後ろに倒れこんで腕十字。 里村の腕が徐々に伸びていき、たまらずエスケープ。これはお見事! しかし、5分経過と同時に強烈なハイを食らい、ダウン。 里村は起きあがるのを中腰で待ち、再びハイ。 竹内、頭を下げてかわすもこれは誘い水。 里村独特のハイキックをおとりにして決める腕十字でフィニッシュ。 この日の竹内はその他、フォールを“ブリッジ抜け”しての逆さ押さえこみを披露。 技もさることながら、動きが“プロレス呼吸”になってきてるのがいいですね。
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負

×広田さくら
vs
中山香里○
(12分40秒、爆NEWスープレックスホールド)
コスプレ終了を宣言した広田。カウントダウン3(多分)は、なんとハヤブサ。 横アリで2代目が消えたかと思いきや、新潟で早くも3代目が登場。 FMWの許可取らなくていいの? ちなみにマスクはトゥナイトで紹介された“顔ヤセマスク”を改造したもの。 コール時に腕を交差させて広げ、指先まで見事にハヤブサしてる広田でしたが、ガウンを脱ぐや水着の後ろのチャックを締め忘れていたことが発覚。 これを客とトミーさんに突っ込まれ、一瞬、素に戻る広田。 更に受身を取った際に、紀香のボディコンの余り布で作ったというハヤブサタイツのまたぐらが破れるアクシデント! 試合は慣れないマスクで呼吸困難に陥ったか、広田がスタミナを激しく消耗。 そりゃ顔ヤセマスクなので通気性は悪いでしょう。 というわけで、策士、策に溺れ、中山の勝利。 関係ないけど、決まり手で“爆NEW”とコールするのは結構、恥ずかしい。
第3試合 シングルマッチ30分1本勝負

○KAORU
vs
シュガー佐藤×
(13分01秒、ウラカン・ラナ)
ベーシックで安定感のある試合は10分過ぎから佳境へ。 KAORUのヒップドロップ狙いをスパインボムのように切り返したシュガーは、続けて直立滞空式のライガーボムで勝負。 これを何とかクリアしたKAORUはエクスカリバーを狙うも、シュガーは空中で体を入れ替え、後方に着地。 そのままリバースで抱えあげ何かを狙うも、体勢が崩れて不発。 焦ったシュガーは慌ててパワーボムを放つも威力はもう一つ。 最後は不用意に突っ込んだところをウラカンラナで丸め込まれて3カウント。 焦り負けか。 印象に残ったのはKAORUが中盤で見せたデッドリードライブ。 女子では何年かぶりに見た気がします。 何気に場外への一発も狙ってたけど、よく考えると恐ろしい。
第4試合 タッグマッチ30分1本勝負

ライオネス飛鳥

加藤園子
vs
北斗晶

RIE
×加藤園子(12分16秒、サンダーファイアーパワーボムから片エビ固め)RIE○
試合は序盤から乱戦。NDSは北斗が攻め、RIEが鉄線棒でアシストするのが基本パターン。 北斗は一戦ごとに体調を上げてきており、飛鳥と迫力のある攻防を展開したかと思えば、加藤には強烈な張り手をお見舞い。 昔から思っていましたが、この人の張り手はプロレス界で一番、痛そうだと思う。 しかも、RIEの鉄線棒攻撃をアシストする際、自分だけは手に雑巾を巻いて鉄線を掴むという、らしいセコさも披露。 終盤、加藤とRIEの争いとなり、クーロンズゲートで勝負ありかと思われましたが、NDSはセコンド総動員でカット。 復活したRIEは鎖を加藤の首に巻きつけ、トップロープから場外に落としてポーゴ選手ばりの絞首刑。 これで加藤は半失神状態となり、最後はセコンドがレフェリーを引きつけている間にTFPB・オン・ザ・チェーンを決めてフィニッシュ。 チェーンは完全に加藤の背中に隠れ、レフェリーからはブラインドになっていました。 細かいけど、うまいヒールテクですね。
セミファイナル シングルマッチ45分1本勝負

○長与千種
vs
永島千佳世×
(6分10秒、スーパーフリークからエビ固め)
くるくるシザース(名前よく知らない)で先制した永島は、不思議な入り方の飛びつき十字や、アームブリーカーで腕を攻めたかと思えば、セコンドのRIEを絡めてかく乱を狙うなど変幻自在の攻め。 対する長与は動き回る永島の腕をカウンターでスルッと固めるなど、腕を中心にじっくりファイト。 5分過ぎ、長与はバックドロップ2連発からデスバレーで勝負。 しかし永島は空中で切り返し、ぶら下がり逆十字。 これを長与は力で持ち上げ叩きつけるも、永島は腕を離さず三角絞め。 長与、再び持ち上げて叩きつけるも、永島、ガマンして再び三角絞め。 ここでRIEがカットに入り、乱戦。 長与はRIE、中山を蹴散らすと、めんどくせぇ!とばかりに滅多に見られない正調スーパーフリークを決め、フィニッシュ。 試合を見る限り、長与の肩はかなり良化している模様。
メインイベント タッグマッチ60分1本勝負

山田敏代

里村明衣子

植松寿絵
vs
尾崎魔弓

シュガー佐藤

中山香里
○里村明衣子(14分51秒、横三角絞め)シュガー佐藤×
中盤、セコンドがちょっかいを出すも、ほぼ6人によるレスリングの攻防に終始。 尾崎は久々に持ち味のいやらしさとハードヒットを前面に出したファイトで試合をリード。 GAEA側では植松がパンチで度々流れを変え、里村を好フォロー。 最後は植松のパンチで棒立ちになったシュガーに里村がベストタイミングのオーバーヘッドからデスバレー。 シュガーは反撃の直立滞空ライガーボムからトドメのもう一発をお見舞いしフォールにいくも、里村が下から横三角絞めを決め、ギブアップ勝ち。 勝ち誇るGAEA勢に対し、NDSは悪態をつきながら退場。