SUPRISE ATTACK
1999年07月03日 静岡・アクトシティ浜松
観客動員数:1200人
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■ 第1試合 シングルマッチ20分1本勝負 |
×シュガー佐藤 |
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vs |
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RIE○ |
(14分32秒、TFPBからエビ固め)
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勝ちました、RIE!GAEA勢の助っ人としてなかなか思うように結果が出ず、シュガーの巨体を持て余し気味でしたが、最後はボム系連発で執念の勝利。
勝利の瞬間の歓声がすごかった。
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■ 第2試合 シングルマッチ20分1本勝負 |
○山田敏代 |
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vs |
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中山香里× |
(4分59秒、ダイビング延髄斬りから体固め)
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中山はゴングと同時に得意技ラッシュの短期決戦狙い。
しかし、ケブラーダをスカされフェンスにヒザを痛打して動きが鈍ると、逆に山田が大技攻勢で押し切り一気にフィニッシュ。
5分弱の試合でしたが中身は濃かったです。
中山の物怖じしない張り手はいいですね。
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■ 第3試合 シングルマッチ30分1本勝負 |
×広田さくら |
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vs |
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ライオネス飛鳥○ |
(11分39秒、ヒザ十字固め)
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実は前日の夜遅く広田から電話がかかってきて「会場の近くに花屋ないですかね?」と聞かれたんですが…。
案の定、広田はどこで入手したのか花束片手に入場。
飛鳥に「前からファンでした」と花束を渡すフリをして、いきなり花束で殴り掛かる奇襲攻撃!
70年代の外人レスラーか!!
本人いわく「自腹で3千円相当」のこの花束攻撃で先手を取った広田は、なおも助走をつけてレフトハンドラリアット!
しかし、逆に豪快かつ必要以上に吹っ飛ばされ、早くも試合の主導権(掴み)を握ります。
掟破りのジャイアント・スイングも狙いますが、これは惜しくも回しきれず。
しかし、逆に飛鳥の背中が擦れて「アチーよ!」
更に飛鳥相手になると威力が40%増しになる、ウラ&オモテ&へなハリをバッチンバチン、ハードヒットさせます。
今回の試合のポイントは両者の切り返し合戦。
エビスをかけられた飛鳥が、机を立てたコーナーの前で広田を揺すって釣鐘のように頭だけゴンゴンぶつければ、広田はジャイアントスイングを三点倒立の状態から節足動物のような気持ち悪い動きでブロックするなど、両者互角のトンチを繰り広げます。
しかし、最終的にはお調子者度で勝る広田が、おだてられてヘッドスプリングで跳ね上がったところ、その勢いですっぽりと飛鳥の股下にはまり込んでしまい、そのままライガーボムでズドン!
最後もサソリの体勢に入り、ステップオーバーを間違えたところを下から足を取られてタップアウト。
試合後、飛鳥はコールドスプレーをヒザにかけてあげると見せ掛けて顔にかけるという機転で、広田からもう1本。
今回は全体的に飛鳥のペースでした。
ちなみに決まり手は飛鳥いわくヒザ十字とのことです。
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■ セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負 |
下田美馬
三田英津子
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vs |
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植松寿絵
加藤園子
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×下田美馬(19分46秒、デスレイクドライブからエビ固め)加藤園子○
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久々のラスカチョ結成は例によって例の如くラスカチョな展開。
加藤組もドラゴンであわやのシーンを作るなど何度かチャンスはありましたが、その都度イスなどでペースを乱されフォールは奪えず、結果的にはラスカチョの完勝。
敗戦の中、光っていたのは植松。
三田とのシングルでは苦渋を飲まされましたが、ミサイルキック、ダイビングプレス、Wリストと、一つ一つを説得力十分に叩き込み、敗戦を糧にした印象です。
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■ メインイベント タッグマッチ60分1本勝負 |
長与千種
KAORU
里村明衣子
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vs |
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尾崎魔弓
シュガー佐藤
永島千佳世
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×里村明衣子(13分37秒、裏拳から片エビ固め)尾崎魔弓○
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久々結成のOzトリオはやはりチームワークが抜群。
中盤以降、シュガーと尾崎が里村にしこたま裏拳を叩きこみ続け、最後もダメ押しの裏拳からガッチリと押さえ込んで、尾崎が里村からフォール勝ち。
内容的には接戦でしたが、分断作戦の徹底していたOzに凱歌が上がりました。
サプライズは試合後。
シュガーと永島は味方である尾崎の持つタッグベルトへの挑戦を表明。
コンテンダーの資格は十分あると思いますので、近々、SSUから正式発表されると思います。
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