toppage ・・・ database ・・・ result ・・・ 1999年



WIPE OUT
1999年05月09日 埼玉・本川越ぺぺホール
観客動員数:800人
前座 シングルマッチ10分1本勝負

○長与千種
vs
永島千佳世×
(1分36秒、逆片エビ固め)
長与は3試合連続前座、3試合連続秒殺。 永島は後ろにあと2試も控えていることもあり、無理せずタップ、といったカンジか。
第1試合 6人参加バトルロイヤル時間無制限
○ライオネス飛鳥(7分20秒、三角絞め)加藤園子×
山田敏代に変わりライオネス飛鳥が出場
SSUのマッチメークが続く中、この日はバトルロイヤルが2試合。 GAEA勢による前座バトルロイヤルと、メインでのSSUバトルロイヤル。 しかし、入場式の際に飛鳥がまたもカードを変更し、山田に代わり自ら出場を表明。 KAORU、里村、加藤、植松、RIEに対し、飛鳥は一人。自ら5vs1の構図を作る。
飛鳥はまず不意打ちラリアットで里村を秒殺。続いてRIEをライガーボムで、更に植松もセコンド介入を絡めて退け、あっという間に1vs2の状況に。 この辺りから両軍入り乱れ、バトルロイヤルというよりはトルネードタッグマッチの様相。 加藤の動きをセコンドが阻止する中、飛鳥はKAORUのマヒストラルを潰して3つ奪うや、最後は残った加藤を三角絞めで捕獲しギブアップ勝ち。 1人で5人に勝っちゃった。
試合後のマイクは「ここ(アタマ)が違うんだよ。それから加藤!お前に青は似合わないから黄土色でも着とけ!青の制裁、覚悟しとけよ」 “青の制裁”とは一体…そしてなぜ、黄土色…。
第2試合 タッグマッチ30分1本勝負

山田敏代

加藤園子
vs
三田英津子

永島千佳世
×加藤園子(12分27秒、デスバレーボムから体固め)三田英津子○
バトルを飛ばされた山田は元気ですが、最後まで残った加藤はさすがにキツそう。 三田が危なげなくデスバレーで勝利。
第3試合 シングルマッチ30分1本勝負

○尾崎魔弓
vs
広田さくら×
(9分28秒、裏拳から片エビ固め)
入場時、広田はメガネをかけて入場。 しかも、このメガネは広田が普段かけているものではなく、お出かけ時のみにかける“超オキニ”のメガネ。 以下、ゴング前のやり取り。
伊東「ホラ広田、メガネ取れ」
広田「取ったら見えないんですぅ。ロープが6本に見えるんですぅ。だからこの間も技を失敗したんですぅ」
尾崎「大木凡人か、おめーわ」
結局、一度は外すフリをしたものの、メガネをかけたままゴング。 そのまま尾崎と睨み合うや、広田はゆっくりとメガネをはずし、それをそのまま尾崎の顔へ…。 この尾崎のメガネ顔がまたなんとも、藤子不二夫マンガのガリ勉チックというか…。 その後、メガネを巡る攻防を経て、尾崎が両腕もフックする逆エビを仕掛け、広田が必死にエスケープを図るという定番の攻防へ。 前回は口でロープに噛みつきエスケープを図った広田、今回はなんと首の力で髪の毛をロープに引っ掛けるという“連獅子エスケープ”を見せ、学習能力の高さを誇示。
しかし「年貢の納め時だ!」と叫んでのへなーラや、雪崩式へなーラ、裏拳をかわしての一瞬の首固めも返され万事休す。 最後は裏拳に沈みました。
セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負

里村明衣子

植松寿絵
vs
下田美馬

シュガー佐藤
○里村明衣子(14分09秒、デスバレーボムから片エビ固め)シュガー佐藤×
中盤までは一進一退の勝負。 終盤、椅子が出てグチャッとした展開となりますが、植松のナックル→里村のエルボースマッシュ→植松の高角度ジャーマンの連続攻撃でチャンスを得た里村組がそのままシュガーを押し切り、デスバレーでピン。 この世代のタッグでキッチリ結果を出したのは大きいと思います。
メインイベント 7人参加バトルロイヤル時間無制限
○尾崎魔弓(9分02秒、裏拳自爆から体固め)広田さくら×
メインはSSUバトルロイヤル。 しかし、なぜか広田の名が…。 実は観客よりもSSUが楽みたいのでは…? まずは例によって広田が飛鳥に「ずっとファンでした」と取り入り、当たり前のように裏切るや、1分で飛鳥は退場。 更にラスカチョと尾崎のだまし合いを経てラスカチョが同時退場すると、リング上に残るはOZの3人と広田に。 まずは裏拳誤爆を誘い永島を退場させた広田は、返す刀で尾崎に「佐藤が道場で尾崎選手の悪口言ってました」とあらぬ告げ口。 これにワルノリした永島が下から「言ってた、言ってた」と加勢し、佐藤はフットスタンプによる制裁刑に。
ここで、退場した下田もドサクサまぎれにフットスタンプを落とすも、なんと目測を誤りマットに着地。 これは恥ずかしい! このフットスタンプ連打でシュガーも押さえ込まれ、残るは再び尾崎と広田の一騎打ちに。 是が非でも第3試合の屈辱を晴らしたい広田は、尾崎を股下に挟むや、拝みポーズ。 おお、念仏パワーボムか!?と思ったら、出てきた言葉は「ランニングスリー!」…ポーズが違うよ! もちろんそんな技を出来るわけもなく、最後は裏拳を何度もスカされた広田が自分で目を回し、そのまま押さえ込まれるという、ドン荒川ばりのフィニッシュで幕。