WIPE OUT
1999年05月04日 愛知・中村スポーツセンター
観客動員数:1300人
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■ 前座 シングルマッチ10分1本勝負 |
○長与千種 |
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vs |
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シュガー佐藤× |
(0分55秒、三角絞め)
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例によって長与はテーマ曲なしで入場。観客は手拍子で出迎え。
試合はゴングと同時にシュガーが裏拳で先制し、巨体の長与をライガーボム。
肋軟骨の折れてる長与には苦しい一発ですが、叩きつけてから一瞬気を抜いたシュガーに下から三角絞め。
これをシュガーは何とかエスケープで逃れますが、パワーボムを挟んで再度の三角絞めで今度はタップアウト。
2試合連続秒殺勝利でSSUに無言の反抗。
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■ 第1試合 シングルマッチ30分1本勝負 |
○永島千佳世 |
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vs |
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RIE× |
(10分58秒、腕ひしぎ十字固め)
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名古屋は観客がGAEA派とOZ派(今だったらSSU派)にハッキリ分かれます。
この試合も声援が2つに分かれましたが、GAEAファンを煽りながら腕攻めを軸に試合を進める永島に対して、
RIEも声援をバックに奮戦。永島の裏十字とRIEのスリーパー、お互いに一度ずつチャンスを逃した後、
最後は永島がロープの反動を利用してルチャ系のヘッドシザースのようにクルクルと絡みつき、
上空で一気に逆回転式の腕十字へスイッチ、鮮やかに1本勝ち!
鮮やかすぎるフィニッシュにGAEAファンもグウの根も出ず。
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■ 第2試合 シングルマッチ30分1本勝負 |
○シュガー佐藤 |
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vs |
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広田さくら× |
(10分53秒、ライガーボムからエビ固め)
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前回の後楽園に続き、序盤からほとんど遊びのないファイトを仕掛ける広田(それでも笑われてたけど…)に対し、
シュガーも裏拳を受けても「きいてないよ」のポーズを見せ、逆に張り手1発で圧倒するなどシリアスな展開で応戦。
終盤、広田は不自然な角度に手首の曲がったオモテ拳(大丈夫?)、急角度のへなーラ、
へなハリケーンに最近得意とする"一瞬の首固め"などであわやのシーンを連発しますが、
最後はまたもライガーボムに轟沈。
しかし、地元であることを別にしても、シュガーに勝ちたいという気持ちが伝わってきました。
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■ 第3試合 タッグマッチ30分1本勝負 |
KAORU
里村明衣子
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vs |
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尾崎魔弓
中山香里
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○KAORU(14分59秒、エクスカリバーから体固め)中山香里×
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前日のFMW名古屋大会では、なんとシュガー&永島組に勝利を収めたものの、尾崎の独り舞台でチームとしてはもう一つだった尾崎&中山組ですが、この試合では見事に機能。
タッチワークやカットプレーではKAORU組を上回っていました。
しかし地力で勝るKAORU組が徐々に攻勢となり、最後は権利のない里村が中山にデスバレー(事実上これで決まってたか)、更にKAORUが垂直ブレーンバスターを自らカウント2で起こし、尾崎を挑発。
ムーンサルト連発からランニング・エクスカリバーを決め、見せつけるようにカウント3。
何も中山相手にそこまで…と見るムキもあるでしょうが、KAORUが以前にイベントで語っていたように、尾崎あるいは下田あたりと本格的に踏み込んだ戦いをしていく腹づもりなら、これぐらいのイヤラシさは必要でしょう。
何より、今は勝利が大事!
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■ セミファイナル シングルマッチ45分1本勝負 |
○ライオネス飛 |
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vs |
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加藤園子× |
(18分45秒、ライガーボムからエビ固め)
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加藤園子の魅力とダメさ加減の両面が極限まで出た試合。
飛鳥がそれを意識的に引きずり出したのか、無意識に引き出してしまったのか…。
試合はゴング前に加藤が奇襲ジャーマン。
ちなみに奇襲というのはごく稀に見せるから奇襲であって、加藤の場合、非常にゴング前奇襲の頻度が高いのでもはや“常套手段”。
ある程度読まれていたフシがあり、気づくと飛鳥のペースに。
その飛鳥、序盤は正攻法で勝負を挑み、グラウンドで加藤を圧倒。
これがまさに手も足も出ないというヤツで、加藤はほとんど何も出来ず。
中盤からは一転していつものセコンド介入あり、机・椅子ありのラフファイトモード。
ここで耐える加藤に声援が集中し、なんとか反撃に出ますが、ミドル、ヒザ蹴り、キチンシンクと、いずれの打撃技も威力に欠ける。
しかし! 終盤に試合を決めるべく放った飛鳥のパワーボムをカウント1で返してから、ようやく加藤が加藤たる魅力を全開。
飛鳥がムキになって投げ捨てパワーボムを何発放っても、その都度歯を食いしばって立ちあがり、テリーのごとく“空パンチ”を連発。
この“らしさ”に観客は熱狂。ホントはここから反撃出来れば素晴らしいのですが、パワーボムをこれだけ食らって意地張って立ってりゃ、それは無理ってもので、最後は“直立静止”ライガーボムでカウント3。
飛鳥の試合後のマイクは「青を着るのは100年早い。長与の血の匂い消してから来い!」でした。
前回の後楽園といい、終盤のパワーボム連発といい、このマイクといい、なぜ加藤相手にムキになる?ライオネス飛鳥。
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■ メインイベント タッグマッチ60分1本勝負 |
山田敏代
植松寿絵
広田さくら
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vs |
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下田美馬
三田英津子
永島千佳世
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○広田さくら(22分27秒、エビ固め)永島千佳世×
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相手の先発が永島と見るや、ヤル気マンマンに先発を買って出る広田。
しかし、ゴングと同時に永島は三田にタッチ。
広田、話が違うよといきなり目が泳いでオラオラ状態。…いい絵だ!
試合はややバタついた展開の中、広田に決めた永島のエビ固めを植松がカット、その反動で反転した広田が永島の上になり、エビ固めで逆転フォール!
どさくさまぎれでも勝ちは勝ち。戦力不利のGAEA勢、しかも伏兵・広田の勝利で会場は大いに沸いてました。
ちなみに広田は地元凱旋初勝利。第1試合と合わせて今大会のMVP!
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