横浜カウントダウン
1999年03月22日 東京・後楽園ホール
観客動員数:1800人
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■ 第1試合 シングルマッチ30分1本勝負 |
○植松寿絵 |
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vs |
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中山香里× |
(12分31秒、ダブルリストアームサルト)
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入場式でマイクを取った飛鳥は、新潟で要求した「全権マッチ」の返答を木村統括に迫る。
これに対し、統括はGAEAの総意として受諾。権利書をリング上で提示し、
ここに4.4横浜での長与vs飛鳥の結果に、会社の権利を賭ける「全権マッチ」が正式決定しました。
更に自分たちのユニット名をSSUと決定。
スーパー・スターズ・ユニットの略だそうです。
第1試合。中山が新潟とはダンチに良い出来。
その中山の攻撃を植松が真っ向からガッチリ受け止め、白熱の好試合に。
ミサイルキックを決める度に“まだまだ”のアクションを見せたり、左右のコンビネーションブローでダウンを奪ったりと、
とにかくこの日の植松は憎らしいほどカッコイイ!
丸め技であわやのシーンは何度かありましたが、最後は“爆NEW”を阻止して、
またもガツンとナックルを一発、そのままガッチリとダブルリストを決めて貫禄の勝利。
どっちがヒールなんだかわかりゃしないですが、両者の持ち味の出た好試合でした。
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■ 第2試合 シングルマッチ30分1本勝負 |
×広田さくら |
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vs |
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シュガー佐藤○ |
(12分07秒、ライガーボムからエビ固め)
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今日の広田は新潟から更に輪をかけた真面目モード。
レッグブリーカーを初めとする各種馳チックな足殺しを見せるなど、“べしゃり”を押さえて攻めこみますが、まっとうなレスリング勝負となればシュガーとの実力差はあきらか。
シュガー的には“ま、こんなもんでしょ”といった感じでしょうか。
もし、広田がしばらくこの路線でいくのなら、結果だけでなく、お客さんの認識のギャップとも戦うことになるでしょう。
でも…ひたむきに戦う姿勢っていうのは彼女の魅力の原点でもあるし、“ひたむきにやってんだけど、何か笑える”っていうのが本来の持ち味。
今後の“さじ加減”に注目!
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■ 第3試合 タッグマッチ30分1本勝負 |
×KAORU
沼尾マキエ
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vs |
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三田英津子
永島千佳世○
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(21分21秒、雪崩式フランケンシュタイナーからエビ固め)
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新潟のアジャに続き、永島はこの日も三田とスムーズな連携。
元・さんたクラブとしては感慨深いモノがあったのではないでしょうか?
さて、試合はKAORUのエクスカリバーを受けて三田がすっくと立ち上がれば、KAORUも三田のデスバレーを受けて負けじとすっくと立ち上がるなど、
激しい意地の張り合いとなり、この日一番の盛り上がり。
最後はソツのないラフプレーからデルフィン・ラナと見せかけての芸術的な回転エビ、雪崩式フランケンと畳みかけた永島が沼尾をピン。
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■ セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負 |
×里村明衣子
加藤園子
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vs |
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ライオネス飛鳥
アジャ・コング○
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(18分09秒、裏拳から片エビ固め)
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実績的にはSSUのビッグ2とでも呼ぶべき飛鳥&アジャ組は、横浜のアジャ&尾崎組にまったくヒケを取らない強力チーム。
圧倒的なパワーと熟練のインサイドワークを駆使して津波のように襲いかかる飛鳥組に里村&加藤は防戦一方。
しかし中盤、里村がアジャに対し、執拗なスリーパー地獄。これがかなりの長時間に渡り、アジャが失神寸前に!
新潟よりもダメージ大なのは明らかで、どうやら横浜ではこのスリーパーがひとつのポイントとなりそう。
しかし!試合はまたもアジャが里村を強烈な裏拳葬。
試合後のマイクでは「蝿とウジ虫改め…里村、加藤!」と口汚いお墨付きをもらったものの、眼中に入ったことで攻めが更に苛烈となることは間違いなし。
里村・加藤は勝利うんぬんの前に、五体満足で帰って来られるんだろうか…。
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■ メインイベント タッグマッチ60分1本勝負 |
長与千種
山田敏代
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vs |
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尾崎魔弓
下田美馬
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○下田美馬(10分31秒、カカト落としから体固め)山田敏代×
再試合 無制限1本:○下田美馬(01分36秒、デスレイクドライブから体固め)山田敏代×
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OZ興行で流血の契りを交わした尾崎&下田の酒乱ペアは、開始早々長与組を流血に追い込み、トルネードタッグのようなラフな展開に。
一度は下田が山田を押さえるも、微妙な勝利判定で再試合に。
しかし山田のダメージが大きく、再び下田選手が秒殺勝利。
上機嫌の尾崎&下田はリングでシャンパンを空け、ラッパ飲み!
噛み付くKAORUに口からシャンパンをぶっかけるわ、ボトルを振ってビールかけ状態にするわとやりたい放題。
リング上は前回のベビーパウダーに続き、今度はアルコールの匂いが充満。更にリング上入り乱れる中、…あっ!里村が中山の腕をガッチリ決めた!
「ヘシ折るぞ!」と半ギレで叫ぶ里村に、飛鳥は冷静なマイク。
「オイ、その手を離さないと4.4の横浜に出ねぇぞ。それじゃ困るだろ?」…むぅ、それは困る。
更にアジャが「お前がホントに折りたいのは、俺の腕だろうが」…むぅ、そりゃもっともな意見。
この人たちのイヤミはとにかく正論だから、タチが悪い。とにかく、今日の飛鳥は試合もマイクも不気味なほど冷静。
メインの勝敗にGAEAの全権が賭けられることも正式に決定し、いよいよ彼女の描くシナリオ通りの展開に…。
どうなる、横浜?
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