横浜カウントダウン
1999年03月20日 新潟・新潟フェイズ
観客動員数:800人
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■ 第1試合 タッグマッチ30分1本勝負 |
○長与千種
沼尾マキエ
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尾崎魔弓
中山香里×
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(15分12秒、パワーボムからエビ固め)
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やや噛み合わせの悪い試合でした。中山と沼尾のリズムがどうも合わない…。
最後は雪崩式ブレーンバスター、ライガーボムと畳み込んだ長与が珍しくノーマルなパワーボムで中山を余裕のピン。
中山は技の1つ1つはキレるし、声も出ているので、校長の元で精進すれば良くなっていくと思います。
スイングDDTはゼニが取れる技!
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■ 第2試合 タッグマッチ30分1本勝負 |
山田敏代
×広田さくら
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vs |
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下田美馬○
三田英津子
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(18分17秒、へなーラ・サンセット)
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年始に何も悪いことしてないのに血だるまにされた広田は、ラスカチョにリベンジのチャンス。
ゴング直後に山田の後ろにヒョコヒョコ回りこみ「マジメにやれ!」と怒られたり、三田に対して「このガングロ!」を連発するなどいつもの調子かと思いきや、足を痛めている三田にレッグブリーカーを仕掛けるという、らしくない理詰めの攻撃。
今日は少しだけマジメなところをアピールする。
しかし、ラスカチョが「なんだその変な技!(下田)」「でも痛え!(三田)」と、広田の世界に足を踏み入れてきたため、自然と“そういう”展開に。
山田にとっては、ちょっと可哀想なシチュエーションだったか。
それでもコンディションは相変わらず良さそうなので、今は横浜まで溜めの時期。
最後の下田の掟破りのへなーラ・サンセットは、狙いすぎてややスベった、といったカンジでしょうか。
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■ セミファイナル タッグマッチ30分1本勝負 |
×里村明衣子
加藤園子
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アジャ・コング○
永島千佳世
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(22分13秒、裏拳から体固め)
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約半年ぶりの里村&加藤組。もう、わだかまりはないようですが、連携攻撃もこれといったものはなし。
唯一、横カミカゼ→ボディプレスの定番を見せましたが、タイミングはもう一つ。
一方のアジャ&永島組は流れに淀みがなく、既に何年も組んでいるよう。いいペアです!
「里村は眼中になし!」と言いながらもアジャの攻めはとにかく超シビア。
特に情け容赦のないショートレンジラリアットの説得力といったら…。
里村&加藤も耐えに耐えて何とかスキをつき反撃。
特に終盤、里村が見せたアナコンダのようなスリーパーにはアジャも焦りまくり。
加藤もアジャをジャーマンで完璧に投げきったり、いいタイミングでダイビング・ギロチンを投下したりと里村のフォローに回りながらもしっかり存在感をアピール。
それでも結果はアジャが里村をフォール。
しかし、里村は“あえて”アジャの攻撃を真正面から受けているように見えました。まるで攻撃への“耐性”を作っているかのごとく。
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■ メインイベント タッグマッチ30分1本勝負 |
×KAORU
植松寿絵
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vs |
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ライオネス飛鳥
シュガー佐藤○
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(21分34秒、ライガーボムから片エビ固め)
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試合は凶器三昧+説得力の一発という、THE・飛鳥ワールド。
特に流血したKAORUに仕掛けたジャイアント・スイングは本部席まで血しぶきが飛んでくるほどの凄い遠心力。
その流血で吹っ切れたのか、KAORUはチェーンを奪ってのナックルで反撃!
植松も飛鳥にミサイルキック連発から不意打ちの左フック(!)、ダブルリストと堂々応戦。
山場は15分過ぎ。飛鳥をチェーンでコーナーに拘束したKAORUは、シュガーにエクスカリバー!
勝負あったかと思われましたが、ここでセコンドの下田がリング内に椅子を放り込み、カウント・ストップ。
ズルなんだけど、絶妙のタイミング!
これでペースを狂わされたKAORUは、裏拳→逆回し蹴り→ライガーボム連発と押し切られ、シュガーにフォール負け…。
試合後。
飛鳥は長与を呼びつけるや、なんと「タンスから引っ張り出してきてやった」という風林火山の道着を取り出し、ハサミでジョキジョキ!
土足で踏みにじり、クラッシュに対する完全なる決別の意思表示を見せました。
更に、木村統括には長与との一戦にGAEAの全権を賭けることを要求!
「賭ける価値がない」という統括に対し「長与の勝利を信じてるなら、賭けられるだろ?」と、イヤなところを突いて揺さぶりをかけてきます。
結論は後楽園へ持ち越し。
と言っても、ほぼ逃げられない状況…。
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