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QUICK FIRER
1999年02月11日 東京・後楽園ホール
観客動員数:2000人
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負

×広田さくら
vs
RIE○
(9分59秒、変形タイガードライバーからエビ固め)
今日の広田は不完全燃焼でしたね。ほとんど持ち味が出ないままRIEのタイガードライバーにあっさりピンを許してしまいました。 RIEの完封勝ち。
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負

×沼尾マキエ
vs
シュガー佐藤○
(12分12秒、ライガーボムからエビ固め)
沼尾も気合が入っていたし、輪をかけてシュガーが良かったです。 沼尾のダイビングキックを空中でキャッチ(?)してのドラゴンスクリューをきっかけに、4の字を軸にした執拗な足殺し。 最後こそライガーボムでしたが、今、女子で“一点集中プロレス”をする人ってほとんどいないだけに新鮮でした。
余談ですが、シュガーはライガーボムのことを「サンダーの尻餅をつくやつ」と言い張ります。 「サンダー(ライガー)の尻餅をつく(パワーボムみたいな)やつ」という事かな?
第3試合 タッグマッチ30分1本勝負

×山田敏代

加藤園子
vs
下田美馬

三田英津子○
(23分09秒、デスラップボムから片エビ固め)
去年もラスカチョが来た時は雪だったなぁ。 あの時はまだ“新人”の肩書きのついた加藤が里村と共にラスカチョ相手に大健闘して…。 で、今日の試合。 結論から言えばラスカチョと加藤のリング上でのレイアウトは1年前とまったく変わっていませんでした。 ラスカチョの目に映っているのは山田のみ。 最後は三田選手のデスバレーを山田が凌ぎ、山田のリバゴリを三田選手が凌ぎ、デスラップボムで三田選手が山田からピン。
加藤は敗戦よりもラスカチョに明らかに格下扱いされたことが痛恨。
セミファイナル タッグマッチ45分1本勝負

KAORU

×里村明衣子
vs
ライオネス飛鳥

尾崎魔弓○
(15分20秒、テキーラサンライズ)
KAORU&里村が場外ダイブ2連発で先制。 主導権を握るかと思いましたが、飛鳥選手が巧みにチェーンを使って流れを引き寄せます。 GAEAの勝機は2回。KAORUが飛鳥に決めたエクスカリバーと、里村が尾崎に決めたデスバレー。 これを凌いだ飛鳥組が、尾崎のテキーラで里村を沈め、全体的には危なげのない勝利。 途中、飛鳥の強烈なパワーボムでKAORUの動きがガクンと落ちたところが勝負の分かれ目だったかなという印象を受けました。
さて、注目の里村と飛鳥の絡みですが、里村が飛鳥のハイキックをコーナーでキャッチし、足首を極めて“らしさ”を見せれば、飛鳥も里村のデスバレー狙いを超強烈なヒザ蹴りで豪快に吹っ飛ばしたりと随所でヒートアップ。 南側階段から椅子ごと突き落とすやつを“出した”のが飛鳥の里村への評価じゃないでしょうか。
メインイベント タッグマッチ60分1本勝負

長与千種

○植松寿絵
vs
アジャ・コング

永島千佳世×
(0分07秒、ジャーマンスープレックスホールド)
先発は植松と永島。植松がゴングと同時に突っ込んできた永島の後ろを取るや、ハイブリッジのジャーマン一閃! なんと開始から7秒で電撃フォール勝ち! 長与とアジャの出番はゼロ。物足りないとばかり、試合後にデスバレーと垂直落下を一発ずつ掛け合う。
その後、両軍入り乱れての乱闘に発展する中、長与と飛鳥選手が強烈な殴り合い!
ここで永島がアジャ缶から白いパウダーを大量にぶちまけ、場内はもの凄い白煙一色に! 5分近くリング上が見えない混乱状態の中、いつのまにか乱闘に参加していたラスカチョの鉄柵プレスに、アジャが加担! やっぱり話がついていた!
ここに飛鳥、アジャ、ラスカチョ、尾崎率いるOZアカデミーによる大連合軍の結成が確定。 4月4日は長与vs飛鳥を筆頭に、GAEA軍との全面戦争勃発か!?