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SIDE WINDER
1999年01月10日 愛知・名古屋市総体第3競技場
観客動員数:1200人
第1試合 シングルマッチ30分1本勝負

○植松寿絵
vs
広田さくら×
(12分13秒、腰を圧迫する新技を押し潰してエビ固め)
ヘなーラYEBISUを決め「てめぇハズかしいか、コラッ」と挑発するなど、地元の声援を受け、いつにもまして調子づく広田は、 後楽園に続き“門松”で笑いを取ったかと思えば、一転して超ハードな裏拳を叩き込み植松をグロッキーに追い込む。 最後は植松の肩口に乗り両手を広げるや「お年玉!!」と一吠え。 次の瞬間、無抵抗のままバックフリップのように落とされカウント3。 なんだったんだ、今のは…。
第2試合 シングルマッチ30分1本勝負

○KAORU
vs
RIE×
(13分08秒、エクスカリバーから体固め)
KAORUは終始余裕のあるファイト。 途中、延髄ニーからのスクールボーイや、TFPB、エビの応酬などで何度かピンチに陥りましたが、最後はやや疲れの見えたRIEをエクスカリバー2連発でピン。
第3試合 シングルマッチ30分1本勝負

○長与千種
vs
永島千佳世×
(1分54秒、スーパーフリークからエビ固め)
年末の動きを受けてのGAEAvsOz闘争第1ラウンドとなったこのカード。 一昨日の大阪大会で下アゴを9針縫った永島はゴング前に奇襲を仕掛け、長与を3人がかりでボコにするや、コーナートップから場外へファンタスティック・フリップ! しかし、リングに戻った長与は問答無用のスーパーフリーク一閃! これ1発で秒殺決着。
試合後は尾崎が長与を挑発し、会場を巻き込んでの大乱闘(約10分!)。 民族大移動のように観客も会場内外へ移動したため、客席はメチャクチャに…。
セミファイナル シングルマッチ45分1本勝負

○里村明衣子
vs
沼尾マキエ×
(11分30秒、デスバレーボムから片エビ固め)
沼尾にとっては心のプレミアムリーグ戦、そして同期との距離を体感する絶好のチャンスでした。 開始直後、スタンドのフィンガーロックで沼尾をコーナーに詰め、にらみをきかせる里村に軽いどよめきが…。 この空気は里村ならでは。 悪夢はこの直後。里村の脇固めを逃れようと体を捻った際、沼尾がヒジを負傷(靱帯が伸びたとのこと)。 レフェリーはストップの意思確認をしたが、本人が続行を懇願。
ここからが凄かった! テーピングで腕を固定し、自由を奪われた沼尾に残されたのは蹴り。 親のカタキのようにローを連発し、ハイキックの応酬でも打ち勝ってダウンを奪うなど、沼尾史上、空前の蹴撃! 最後はデスバレーで敗れましたが、追い詰められてようやく沼尾の牙が見えました。 今、この世代でキッカーは空き家だぞ、沼尾!
メインイベント タッグマッチ60分1本勝負

×山田敏代

加藤園子
vs
尾崎魔弓○

シュガー佐藤
(13分12秒、裏拳から片エビ固め)
名古屋はOz人気が高いこともあって、場内は声援真っ二つ。 軍団抗争独特の雰囲気でした。 セコンドも交え、リング内外で乱戦が繰り広げられる中、最後は地元・加藤の活躍もむなしく、尾崎が山田に裏拳を叩き込み、押さえ込んでピン。 凄い盛り上がりの試合でした。
試合後、尾崎がマイク。 いつもならここで噛むんですが、この日は舌も滑らか。 逆に山田がマイクの電源を入れ忘れたり、KAORUが後楽園の日にちを間違えたりとGAEAが失態。

バックヤードでのOzの談話。 「流血させたりしてるから、ウチら悪モンみたいだけど、大体最初に手ェ出すのはアッチじゃんか。今日も長与が最初だし」 …むむぅ、私も薄々感じていたのだが、痛いところを。 大将、熱くなってたもんなぁ。